こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。
「諦める」は「明らめる」
良く言われることですけど、他人と過去は変えられないといいます。
確かに、他人を変えようというのは至難の業です。
本人が変わろうとしない限り、他の人が変えることは出来ません。
過去の出来事も、もちろん変えることは出来ません。
覆水盆に返らず。
などと言葉もあります。
自分の力で変えることが出来ないことは、諦めることが肝心です。
「諦める」というのは、「明らめる」とも書くといわれます。
つまり、自分の力ではどうにもならないことを明らかにする。
ということですね。
「諦める」と書くとなんだか絶望できな感じがするのですが、「明らめる」と書くと希望が持てるような気がするのは不思議です。
自分の力ではどうにもできないということが明らかになったら、そのことを受け入れた上で、じゃあどうしようかと考えることが大切です。
受け入れられないで、諦めきれないでいると、苦しいことになってしまいます。
変えることが出来ないのに、受け入れることが出来ないなんて、救いがないですよね。
人間関係の悩み
いろいろな人の悩み事を聴いていると、人間関係で悩んでいる方がたくさんいるのがわかります。
親子の関係とか、パートナーとの関係とか、職場の人間関係とか。
それを解決するにはどうすればいいのかという悩みが多いです。
確かに世の中には、迷惑な人というのがいるもので、その周りにいる人たちは本当に困っているわけです。
迷惑な人が態度を改めるのが一番いいのですが、それが唯一の解決方法であると思い込むと先に進めなくなります。
他人を変えることは出来ないということを受け入れて、それならば、自分はどう行動すればよいのか、ということを考えるようにしなければいけないのです。
そうしないと、その迷惑な人が問題解決のカギを握る人物になってしまいます。
つまり、自分では問題を解決することが出来なくなるのです。
そうなると、あなたはずっとその問題で悩まなければいけなくなる。
これはとても辛いことですよね。
問題解決の主導権を握るためには、他人は変えられないということを受け入れるしかないのです。
過去に対しても同じ
過去を変えることは出来ない。
これも同じで、諦めるしかないのです。
あの時あんなことさえ起きなければ。
あの時、あいつがあんなことを言わなければ。
あの時こうしていれば。
そんなことをいくら考えてみたところで、その事実を変えることは出来ません。
それは受け入れるしかないのですね。
受け入れた上で、「じゃあ、どうするか」を考えるわけです。
あの辛い過去があったからこそ今の幸せがあるとか、その過去の経験を良い教訓として次に生かそう、というように、考え方、解釈の仕方を変えることは出来ますよね。
このようにして、変えられないことは明らめて受け入れて、それを前提に対策を考えるしかありません。
変えられないことは受け入れるしかない
他人と過去以外にも、変えられないことはたくさんあります。
身近なところでは、お天気。自然現象。
これは受け入れるしかありません。
それから、老いること、疲れること、死ぬこと。
整体師をやっていると、この問題に直面します。
病気になったり、怪我をしたり。
そういう事も、受け入れるしかありませんね。
変えられないことは沢山あります。
そういう事にいちいちイライラしていたのでは、身が持ちません。
あなたは、変えられないことを受け入れることが出来ているでしょうか。
それとも、それが出来ずに、イライラしているでしょうか。
いったん受け入れて、それから対策を考える。
そういう冷静さが欲しいですね。