傾聴は信頼関係を築く強力なアイテム-セラピストのためのカウンセリングセミナー

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

昨日は、セラピストのためのカウンセリングセミナーを開催しました。
全18回のうち、昨日は10回目でした。

前半の9回は人の心理についての座学が中心でしたが、昨日から後半戦に入って、いよいよカウンセリングの実技に入りました。

とは言っても、いきなりカウンセリングの実技に入るわけには行かないので、カウンセリングの実技において、何を学ぶかというと、イントロダクションを行いました。

傾聴とは

カウンセリングの基本は傾聴です。
つまり、相手の話を聴くということ。

「きく」には、「聞く」と「聴く」がありますよね。

「聞く」は「聞こえる」などと使われるように、ただ音が聞こえている状態、単に知覚として聞こえているようなときに使います。

これに対して、「聴く」は、心を込めて能動的に耳を傾ける、というようなときに使う言葉です。

人の話を聴く、というのは、その人の話に心から集中して耳を傾けているような様を表します。

傾聴とはまさに、そういう状態です。

聞く態度が話し手に影響する

話を聴く側の態度が、話し手の心理に大きく影響を与えます。
受け手の態度が、明らかに話を聴いていない様子であれば、話し手は話す気を失います。
このような状態で話し続けるのはとても苦痛です。

昨日のセミナーでは、わざとそのような状況を作って、それがどれくらい苦痛なことなのかを体験していただきました。

それとは逆に、聴き手が話し手の話に興味を示しているときには、話し手はどんどん話すことが出来ます。

話したいことが溢れて来て、時間が短く感じます。
もっと話したい、そう思うのです。

なぜなら、人は自分の話を聴いてほしい、自分に興味を持ってもらいたい、と思うものだからです。

このように、聴き手の態度が話し手にどのような影響を与えるのかを学んでいただきました。

聴き手の反応が話の流れに影響を与える

また、聴き手がどのような応答をするかによって、その話が深まるのか、あるいは表面的な話で終わるのかを、二つの例を出して学んでいただきました。

それは、皆さんが日常会話の中で無意識のうちにやっていることであって、身に覚えのあることです。

それを意識的に行うことで、聴き手は会話をコントロールできるのです。

会話というのは、話し手と聴き手がいて成立します。
日常会話では、話し手と聴き手がコロコロと変わります。

しかし、カウンセリングではコロコロとは変わりません。
クライアントはあくまでも話し手であり、カウンセラーはあくまでも聴き手です。

聴き手の態度で会話の流れが変わるということは、聴き手が会話をコントロールすることができる、ということなのです。

傾聴とは、会話を上手にコントロールして、話し手が本当に話したいと思っていることを話しやすいような状況を作る事です。

それが傾聴の技術です。

信頼関係を築くための強力なアイテムになる

人は、自分の話を一生懸命に聴いてくれて、自分を全面的に受け入れてくれて、しかも、偉そうな指示や自分の意見を押し付けてくることは無いし、自分を操作するようなことはしない、という安心感があれば、相手を信頼するようになります。

傾聴は、信頼関係を築くためにとても重要な技術です。

なにもカウンセラーに限らず、夫婦や親子、恋人、上司、同僚、取引先など、信頼関係を結ぶ必要がある場合には、傾聴というのはとても大切なことなのです。

ですから、私はこの講座を、セラピストだけではなく、多くの人に受講して欲しいと思っています。

日常生活のあらゆる場面において、この技術は役に立つと思います。

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