親離れで苦しんでいる人へ

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

「親離れ」というのは、誰もが一度は通る道です。
でも、これがすんなりと行く人とそうでない人がいます。

すんなりできる人はいいのですが、できない人は大変苦しみます。
苦しむだけではなくて、その人の人生に大きな影響を与えます。

親の期待を裏切る辛さ

親は自分の子どもに対して、「こんな人になってほしい」という理想を抱きます。
私も人の親ですから、その気持ちはよくわかります。

まじめで心優しい子は、親の期待に応えようと頑張ります。

ところが、子どもが大きくなるにつれて、自分の世界が広くなっていきます。
親が期待する道とは、違う道に興味を持つようになって来ます。
親が期待する道と、自分の進みたい道に隔たりが出来てくるのです。

これは、子どもの自我が育っている証拠なので、本来ならば喜ばしい事です。
ところが、心優しい子はこのギャップに苦しむのです。

親の期待に応えようと一生懸命やってきたのに、期待を裏切ることが苦しいのです。
でも、自分が行きたい道をあきらめて、親の期待通りに生きるのもまた苦しいのです。

そして、自分が親の期待を裏切った時、親が悲しんだり苦しんだりするだろうということも理解しているのです。
自分が親を苦しめることになる。
自分さえ我慢すれば、親は苦しまずに済む。
そんな風に考えてしまって、なかなか親の元から巣立つことができないのです。

親離れ問題は子離れ問題

「親離れ」というのは、子ども側から見た問題です。
一方で、親の側から見れば「子離れ」という問題です。

子どもは親の所有物ではありません。
子どもは自分での分身ではありません。

特に母親は、自分のお腹を痛めて産んだ子どもなので、自分の分身であるという感覚が強いのかなあと、多くの母親の話を聴いていてそう思います。

父親のほうが比較的クールに、子どもを一人の人間としてみているケースが多いように思います。

もちろん、ケースバイケースですけれども。

その分身である子どもが、自分のコントロール下から出て行ってしまう。
自分の影響力が及ばないところに行ってしまう。

その寂しさを受け入れるというのは、親の人生における課題です。
その親の課題を、子どもが背負う必要はありません。

自分が離れていけば親が悲しむだろう。
そう考えて親離れが出来ないと思うのは、親の人生における課題までも、子どもが背負ってしまっているのです。
子どもは親の人生まで背負う必要はありません。

親は親で、自分の人生の問題を子どもに背負わせるようなことをしてはいけないのです。
子どもが離れていってしまうという寂しさを子どもに見せてはいけない。

自分に背を向けて出ていく子どもを、暖かく送り出してあげるのが親の務めです。

人生の重要な局面

親離れ子離れ問題は、子どもの人生にとってはもちろんのこと、親の人生にとっても重要な局面です。

その重要な局面を迎えるにあたって、親も子も、それなりの覚悟をもって臨む必要があります。

子どもが本当に自分の足でしっかりと、自分の人生を歩きだせるようになることは、子どもの人生においてとても重要なことなのです。

自分の頭で考え、自分の判断で行動する。
自分の人生を自分でコントロールす。
自分の人生を自分で生きているんだという感覚を持てるようにする。
これが自律的に自立するということなのです。

この感覚が持てないと、子どもはその後も苦しむことになります。
うつ病で苦しむ人たちの中に、親離れがうまく出来ていなかったり、親が子どもにいつまでも干渉していたりするケースが非常に多いのです。

子どもにしてみれば、自立するためのスタートですし、親にしてみれば、子育ての仕上げということになります。

産みの苦しみ

親離れ問題は、充実した人生の生みの苦しみです。

ここで苦しんでいる子ども側の人には、頑張れとエールを送りたい。
親側の人には、子どもを苦しめないでほしいと言いたいです。

親から離れていくのは子どもの人生の課題。
子どもを離してあげるのは親の人生の課題です。

それぞれが、しっかりと自分の人生の課題に取り組むことができれば、良い人生を歩くことができます。

ここまで大切に育ててくれた親に感謝してしっかり向き合う。
自分の道を歩き始めようとする子どもを祝福する。

そういう前向きな姿勢でお互いが取り組めると良いですね。

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