相手の視点に立つと相手の世界が見えてくる

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こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。

昨日、「相手の視点に立つって大事だなあ」とあらためて感じることがあったので、今日はその出来事について書いてみますね。

パソコンが欲しい小学5年生

わが家の小学5年生の次男の話です。

彼は今、パソコンが欲しくてたまりません。
元々のきっかけは、マインクラフトというゲームがやりたいから。

12月生まれの彼は、もうすぐ誕生日が迫っています。
何とか、パソコンを手に入れる方法は無いかと、いろいろと考えているようです。

ゲームのためのパソコンなら、ある程度性能がよくなければいけません。
彼のお小遣いでは、なかなかそのようなパソコンを買うのは難しいわけです。

彼は、去年の誕生日に買ってもらった(私が買ったのですが)プレイステーションvitaを使って、アマゾンのサイトにアクセスして、パソコンを物色しています。

次男が考えていることが理解できない

昨日の晩のこと、台所のテーブルで宿題をやっていた次男が、こんなことを言いだしたのです。

「まずは、マウスとキーボードをクリスマスプレゼントとして買ってもらう。それからお金をためて、モニターとPCを買う。」と。
つまり、デスクトップパソコンを買おうとしているのです。

そこで、私は驚いて、
「マウスとキーボードだけじゃ何もできないじゃないか。それに、デスクトップなんて、お前の狭い部屋のどこに置くんだ。お前の机に置いたら、勉強はどこでするんだ?」
と聞いたんですね。

「俺はいつも勉強は台所のテーブルでやっているんだから、自分の部屋の机ではやらない。」
「おまえ、高校生になっても勉強はこのテーブルでするのか?」
「する。」

とまあ、こんな調子です。

私には、キーボードとマウスだけ先に買うという感覚も良くわからないし、狭い部屋にデスクトップパソコンを置こうという感覚もわからない。

私は、彼がいくらお金を貯めると言っても、高性能のパソコンを買えるようになるまでには何年もかかると思っていたし、いくらなんでも、高校生にもなれば、台所のテーブルで勉強するなんてこともないだろう、なんて思ったので、
「もうちょっと良く考えろ!」なんて言ってしまったんですね。

そしたら、急に機嫌が悪くなって、暴言を吐いて、やりかけの宿題をやめてしまいました。

いったいどんなものが欲しいのか調べてみた

そこで、私も考え直して彼の世界を覗いてみようと思い、アマゾンのサイトにアクセスして、デスクトップパソコンを検索してみました。

そうしたら、中古であればそこそこの性能のパソコンが安くで手に入りそうです。

次に、キーボードを検索してみました。

するとどうでしょう、色とりどりのカッコいいキーボードが沢山出ているではありませんか。
私には、デスクトップパソコンを買うという発想が無かったので見たことが無かったのですが、今どきのキーボードはカッコいいですね。

まるでSFの世界に出てきそうなデザインのものが、格安で買えることが分かりました。

例えばこんなやつ。

さらに、マウスも色々なデザインがそろっていて、小学生男児の心が沸き立つ感覚が良くわかりました。

仮面ライダーの延長線上にあった

次男は、小さいころ、仮面ライダーの変身ベルトが大好きで、毎年、クリスマスプレゼントは仮面ライダーのベルトと決まっていました。
まるでコレクターのように、毎年ベルトねだりました。

さすがに、小学生の高学年になって仮面ライダーからは卒業した彼ですが、こういうデザインのキーボードやマウスを見ていると欲しくなっちゃうんだろうなあ、というのが良く理解できました。

つまり、仮面ライダーの変身ベルトの延長線上にパソコンがあるんだ、ということです。

自分のお気に入りのアイテムをそろえていくという楽しみ方は、たしかにノートパソコンにはできませんよね。

もしかしたら、そのうち、自作パソコンとか作るようになるかもしれないなあ。

そして、お気に入りのアイテムで組み上げたパソコンを前にして、にやにやしている彼の姿が想像できます。

「そうか、お前こういうのがほしいのか。ようやくお前の見ている世界がわかったよ。」

そういうと彼は、
「こういうマウスを触っているだけで楽しいんだよ!」
というのです。

仮面ライダーのベルトや人形で楽しく遊んでいた彼の姿を思い出しました。
まだ小学生なのですから、彼がそういう世界にワクワクする気持ちもわかります。

相手の視点に立つことの大切さ

私は大人の視点でモノを見て、それを彼に押し付けようとしていたことに気がつきました。

相手の視点に立って、その世界を知る。
その大切さを改めて感じました。
相手を理解するには、相手の視点に立たなければならないのです。

そして、彼のワクワクする気持ちを満足させてやりたいなあと思いました。

そこで、こういう提案をしました。

「じゃあ、今度の誕生日とクリスマスのプレゼントは現金にしようか?それをためておけば、結構すぐに買えるようになるかもしれないよ。」

そうしたら、彼はとても嬉しそうな顔をしました。
「わかった、頑張って貯金する。」

次男が見ている世界に触れることができて、彼を理解することができて、私もとても嬉しかった。

相手の目線に立つということは、相手を理解するためにはとても大切なことなのです。

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