イノベーターになりたければとにかく始めてみる-サードプレイスでの学び

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です。

一昨日は、友人の安斎輝夫さんが主宰する、サードプレイスラボで大変楽しい学びの時間を持つことができました。

安斎輝夫さんのブログ
【サードプレイス】ブログ 私と一緒に人生を「拡張」しませんか

型破りな地方公務員に学ぶやりたいことをやる方法

一昨日のサードプレイスラボのテーマは、「型破りな塩尻市職員!山田崇さんの地方創生型サードプレイスの作り方」ということで、塩尻市職員の山田崇さんをお迎えして、イノベーションの起こし方を学びました。

山田崇さんを知りたい方はこちら

私は、山田崇さんのことを知らなかったんですが、どうも地方創生事業に携わっている人たちの間ではかなり有名らしく、年間200回近く講演活動をしているというではありませんか。

私は、こういうとびぬけた活動をしている人に会うと、どうしてそのような活動をするようになったのか、その足跡に興味が行くんですね。
その活動につながるきっかけをどのようにして作っていったのか、ということが気になります。

だって、地方公務員ですよ。
普通につつがなく職員として務めていればいいじゃないですか。
そう考えるのは、きっと私だけはないはずです。
それなのに、何がきっかけでこんなことになったのか、そこがとても気になりました。

まずやってみる

最初のきっかけは、若手の職員が集まって、50年後の塩尻市を考える勉強会を開催したことだと言います。

これはまったく自主的に始まったそうで、毎月決まった日に開催し、なんと50回も開かれたというのです。つまり、誰から言われたわけでもなく、つまり、市の仕事とは別に勉強会が開かれたわけです。

私は、この「自主的に」というところがミソなんだと思いました。

さらに、この議事録をアーカイブして、誰でも見られるようにしていたそうです。
この、情報発信という行為も、ミソなんだと思います。

その後、山田さんは誰に言われたわけでもなく、自主的にさまざまなことにチャレンジしていきます。

職員としての自分と個人としての自分

山田さんは、市職員としての自分と、個人としての自分を分けて考えていました。

職員としての業務にあたっている時は公務員だけれど、それ以外のプライベートな時間は個人なんだという感覚です。

個人としての時間に、自分の金を使ってやるのであれば、何をやってもいいというお考えのようです。

その個人としての時間を使って、自分で商店街の空いている店舗を自分で借りて、そこにイベントスペースを作る事にします。

空き家プロジェクトnanoda

シャッター商店街と化してしまった地元の商店街で何が起こっているのか。
それを自分の目で確かめたいと思ったそうです。

その後、そのスペースを使って、様々な試みを個人としてやっていくのです。
もちろん、それをすべてアーカイブしてオープンにしていくのです。

怒られることも学びのうち

思いついたことをどんどんやっていくと、いろいろ失敗をして怒られることもあるとのこと。

しかし、怒ってくれる人は熱量の高い人で、誠意を持って対応すれば強力な理解者になってれることもあるとお話をされていました。

そして、失敗したら、その失敗を次に生かしていくことで、経験値が増してくる、というお話をされてました。

その経験値は、言葉で表現できない感覚的なもので、それが山田さんの強みになっているとのことなのです。

だから、怒られてもいいから、どんどんいろんなことをやってみることが良いというのです。

2.5%のイノベーターになる

山田さんは常に、イノベーターであろうとしています。

イノベーター(革新者)は市場全体の2.5%しかいないとされています。
ですから、自分が何か新しいことを思いついたときに、賛同者は常に2.5%しかいないと考えているわけです。

ですから、余りにもたくさんの賛同者がいる場合は、そのアイディアは革新的ではないのだと言います。

むしろ、賛同者がいない時のほうが、ワクワクするというような話をされていました。

私自身は、賛同者がいないアイディアは怖くてできなくなってしまいますが、やはり変革者というのはこういう思考の持ち主なんだなあ、ということを考えました。

この考え方が、今の私には一番響きました。

なぜなら、私も世の中を変えていきたいと思っているからです。
そう思っているのであれば、自分が先頭に立たなければいけない。
そして、そういう人は、常に2.5%の賛同者しか得られない状態でスタートしているということです。

その状態でスタートが切れる人にならなければいけないなあ、と思いました。

そういう意味で、ものすごく勇気をもらえたのです。

とにかく始めてみる

賛同者が少なくても、怒られてもいいから、とにかく出来ることから始めてみる。
常に修正をしながら進んでいく。
その過程をアーカイブしていつでも誰でも見られるようにする。

こういうことを通じてイノベーションが起こるんだということを、山田さんの実体験を聴くことによって、肌感覚のレベルで感じることができました。

イノベーターと言われる人たちは、全体の2.5%しかいません。
多くの人たちは、周りの人たちの動向を見ながら様子を見ています。

私ももちろん、様子を見ている人でした。

でも、これからは、イノベーター側でいたいと思うようになりました。
2.5%しかいない、先頭を走る人たちにしか見えない景色を見てみたい。

そして、そのやり方がつかめた気がします。
ありがとうございました。