人間の身体は環境に適応するように変化する-ダイエットも原理原則に従おう

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

一昨日、ダイエットセミナーを開催しました。

巷には、ダイエットの情報が溢れすぎていて、変な情報に振り回されている人が沢山います。
本当に困った状況だと思っています。

そんなふうに情報が錯綜しているからこそ、問題をシンプルに考える必要があるのです。

私は整体師で、人間の体については色々と学んできました。
そして、原理原則から考えるようになりました。

その原理原則とは、人間の身体は環境に適応して生き延びようとしている、ということです。

なぜ人は太るのか

人が太るとはどういう現象なのか。
まずそこから考えていく必要があります。

人が太るのは飢餓対策です。

地球上の動物はすべて、飢餓と闘っています。
私たちの祖先も、ご多分に漏れず、毎日食べ物のありつけるという保証はありませんでした。

次にいつ、食事にありつけるかわからない。
しかも、食料は備蓄できない。

だから、たくさん食べることができた時には、脂肪というエネルギー源に変えて、体内に備蓄しているわけです。

それが、太るということなのです。

太り過ぎは備蓄しすぎ

太り過ぎるということは、備蓄しすぎるということです。
備蓄が増えすぎて、身体に余計な負担がかかっている。

在庫を抱えすぎて、コストがかかり過ぎているのと同じです。

現代社会のように、食料を保存する技術も向上して、いつもで食料が手に入るような状況になったのであれば、そんなにたくさんの在庫を抱えておく必要はないわけです。

なので、それを放出しなければいけない。
それがダイエットです。

筋肉も痩せるのがあたりまえ

ダイエットセミナーに参加した方から、質問が出ました。

「空腹の状態で運動すると筋肉も消費してしまうと聞いたのですが。」

と。

でも、ダイエットをすると筋肉も痩せてしまうのは当たり前です。

それは、身体が軽くなるのですから、重い身体を支えていた時のようなしっかりとした筋肉は必要ないからです。

でも、心配はいりません。

人間の身体は環境に適応するように変化します。

軽くなったからで運動をしていると、その運動に必要な筋肉は残ります。
ですから、しっかりと運動することが大切なのです。

もちろん、運動に必要な筋肉を育てるためには、タンパク質の摂取は必要でしょう。
それは当たり前のことですよね。

食事を全くせずに、運動する人はいませんよね。
そんな、非現実的な心配をする必要はありません。

科学というのは極端な状態を想定して研究するものです。
でも、日常生活では、そんな極端なことが起こることはありません。

研究者が研究室で出した結論に振り回される必要はないのです。

健康的な生活をしていればいい

色々と細かいことを考えずに、健康的な生活をしていれば、健康的な身体になります。
バランスの取れた食事を適量だけ取って、適度な運動をする。

ただそれだけの話です。
難しい話ではないのです。

研究室で明らかになった細かい理論を追いかけていても、どうしていいのかがわからなくなります。
原理原則を考えることで、問題がシンプルになります。

これは、ダイエットに限った話ではありませんよね。
すべての人生の問題に通じる話ですね。