やる気スイッチはどこにある?

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こんにちは。
ココロとカラダの整体師 渕脇です。

やらなきゃいけないこと、やりたいと思っていることなのに、なかなかやる気が出ない。
そういうことって、何歳になってもあると思います。

私もあります。
これはいくつになっても大問題ですね。

我が家には、子どもが4人います。
一番下の子はまだ5歳。
保育園に通っているので宿題なんてありません。
でも、上の二人は小学生。
毎日宿題があって大変そうです。

さらに、長男は中学受験をすると言っていますが、やる気スイッチがなかなか入らないようです。

親が子供のやる気スイッチを押せるのか

このやる気スイッチ。
親が押してやるのは難しい。
やはり、本人が押す以外に方法はありません。

以前、脳科学者の茂木健一郎氏がテレビに出演していた時、視聴者の方からの質問に答えていました。

質問の内容は、
「子供をやる気にさせる方法はありますか?」
というもの。

これに対する茂木氏の答え以下のようなものでした。

残念ながら、子どもをやる気にさせる方法はありません。
本人がやる気にならない限り、親がやる気にさせることは不可能です。
親が出来ることは、子どもがどんなことに興味を持つのか、色々な体験をさせる機会を作ってあげることだけです。

やはり、他人のやる気スイッチを押すことはできないのです。
自分のやる気スイッチを押せるのは自分だけ。
そのことは念頭に置ていおいたほうが良いと思います。

外発的動機付けと内発的動機付け

心理学の用語に、「外発的動機付け」「内発的動機付け」という言葉があります。

外発的動機付けとは、報酬名誉人からの称賛義務など、その行動をとる動機が外から与えられることを言います。
外発的動機付けで行動することは、やるスイッチを押しにくく、ストレスを感じることになります。

これに対して、内発的動機付けとは、内側から湧いてい来る興味、好奇心、ワクワク感、達成感などが動機になっていることを言います。
これは、自然に内側から湧いてくる感情なので、やる気スイッチが入りやすく、ストレスを感じることよりも、楽しさのほうが上回るのです。

まずは、その動機がどこからきているのか。
外発的なのか、内発的なのか、というのがとても重要になるのです。

内発的な動機ならやる気スイッチが入りやすい

前出の茂木健一郎氏の、子どもが興味を持つことを探す、というのは、内発的動機付けによって動けるものを探すということに他なりません。

学校から出される宿題などは、外発的な側面が強いので、なかなかやる気にならないのも無理はありません。
勉強の内容に楽しさを感じられれば、それは内発的動機ですから、楽しく勉強をすることが出来ます。

受験勉強などは、試験に合格するという外発的動機付けで行うものですから、これもやる気を出すのは難しい。
ただ、勉強自体に楽しさを感じられるとか、どうしてもその学校に通いたいという思いが強く、その学校での学生生活を思いワクワクするような気持ちがあればやる気も出るでしょう。

「健康のために運動をする」というのも、「運動をすれば健康という報酬をもらえる」ということなので、外発的動機付けになります。
その運動自体に楽しさを感じる場合、それは内発的動機付けとなって、やる気スイッチは入りやすいでしょう。

これは、健康的な生活習慣全般に言えることですが、「健康のため」となると継続しにくく、「その生活習慣が気持ちいいから」となると、継続するのは易しくなります。

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やる気スイッチは自分の感情の中にある

このように考えると、やる気スイッチは、自分の感情の中にあると言えます。
興味、楽しさ、気持ちよさ、ワクワク感がやる気スイッチになるのです。

やる気スイッチをお探しの皆さん。
少しはヒントになったでしょうか。

いったい自分はどうしたいのか。
自分は何に楽しさやワクワク感を感じるのだろうか。

その辺から探っていくと、やる気スイッチが見つかるかもしれませんね。