触っているだけみたいなのに。。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは。
ココロとカラダの整体師 渕脇です。

クライアントからかけられた言葉

先日、もう何回も通われているクライアントに、まじまじと言われた言葉があります。

「先生の施術は本当に不思議ですね。
ただ触ってるだけみたいに感じるんですけど、とても楽になるんですよね~。

いったい何をやっているんですか?
今更ながらですけど、何度受けても不思議です。」

まるで私を魔法使いか何かのような言い方で、可笑しくなってしまいました。

このクライアントさん、60代の女性なんですけど、数年前に階段から落ちて以来、腰痛(正確には臀部痛)に悩まされるようになって、本当にいろんな施術を試してきて、最後にあおぞら整体院にやってきたという方です。

もちろん最初は、病院に通っていたのですが、改善の傾向がみられないので、その後、いろいろと自分で調べては、さまざまな整術を受けてあちこちとさまよっていたようです。
最初に来院された時に、その経過を追って聞かせていただいたのですが、私が知らないような施術も沢山受けていて驚きました。
さらには、この業界の日本の権威と言われるような(私も知っている有名な)先生の施術も受けに行っていて、そこではかえって悪化したという話もしていました。

あおぞら整体院には、この方のようにあちこちを回ってくる方が少なくありません。

私の施術は触るだけ

このクライアントのお話を伺っていて思うのは、世の中の一般的なイメージもさることながら、多くの施術が強すぎるということを感じます。
クライアントも強さを求めるし、施術をする側も強い方が効果が出ると思っているひとが多いように思います。

ですから、このクライアントさんだけでは無く、多くのお客さんにあまりに優しい施術なので驚かれることが多いのです。

もちろん、ただ触っているだけではありませんよ。
私の知識と経験に基づいて、
「どこをどんなふうに触れば、クライアントさんの身体が回復する力を取り戻すか。」
ということを念頭に置いて触っているのです。

人間の身体は生きている

私はかつて、12年間という長い間、整体専門学校で非常勤講師として働いていました。
そうして、多くの整体師を世の中に送り出しました。

その時に、私が生徒さんに口を酸っぱくして言っていたことは、
「私たちが扱っているのは、生き物であって、粘土やうどん粉をこねているのではない。」
ということです。

身体がガチガチに固まっている人を相手にするとき、つい、強く押したくなります。
強く押せば、早くほぐれるのではないかと考えてしまうのです。

確かに、粘土だったら、強い力が必要かもしれません。

しかし、人間の身体は生きています。
生き物の反応は、必ずしもそうなるとは限らないのです。

オジギソウという植物はご存知ですよね。
オジギソウは、チョンとつついただけで、シュンとうなだれますよね。

あれが生物の反応です。

人間のカラダも同じです。
優しい刺激でも、身体は何らかの反応をします。
硬くなっていた筋肉が弛緩して、ゆるゆるになることも稀ではありません。

どうしてこんなことになるかと言えば、筋肉が緊張しているのは、何らかの原因で中枢神経が「緊張しなさい」という命令を出しているからです。
その命令を解いてあげれば、すなわち、「弛緩していいよ」という命令を出させることが出来れば、その筋肉は弛緩するのです。

筋肉が弛緩していくにしたがって、滞っていた血流が回復して、身体が内側から温まっていきます。

どうやったらそういう変化が起こるのか。
それを考えながら、施術をしているのです。

弱い施術のほうが安全

さらに、弱い施術にこだわる理由は、安全を求めてのことです。
強い刺激は、当然のことながら、身体にとっては負担になります。
その刺激が強すぎれば、逆に痛めてしまう可能性があります。

私は、たとえ結果が出なくても、痛めてしまうよりは良いと考えています。
一回で結果が出なくても、数回通ってもらえれば確実に良い反応を引き出すことが出来ますが、壊してしまっては元も子もありません。

ですから、弱い刺激から入っていって、そのクライアントにあった強さを探っていくのです。

どこにもないオリジナルな施術

そんな事を繰り返してきた結果、いつの間にか、どこにもないオリジナルな施術が出来上がっていました。
あちこちでいろいろな施術を受けてきた人ほど、驚かれます。

私は、確立された一つの治療法を極めようという気があまりないのです。
クライアントの身体と対話することが好きなので、色々なところから得られたヒントをもとに、自分なりにアレンジをし続けています。

あの治療法のこの部分と、この治療法のあの部分を合わせたら凄いかも、などというアイディアが浮かぶとなんだかわくわくしてしまいます。

それで、クライアントが喜んでくれると、本当にうれしい。
暗い、つらそうな表情てやってきたクライアントが、顔色が良くなって表情も緩んで、嬉しそうに帰っていく姿を見るのが至福の時です。

ですから、冒頭に書いたような言葉を掛けられると、本当にうれしくなってしまいます。

もし、この記事を読んで、私の施術に興味を持たれた方は、ぜひ一度、受けに来てください。
東京都東大和市のあおぞら整体院で待っています。