姿勢を変えれば気分が変わる

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

気分によって姿勢が変わる

その人の気分は姿勢によく表れます。

やる気に満ち溢れているときは、背筋を伸ばして胸を張って前を見ています。
落胆しているときには、下を見て、背中を丸めて肩を落としています。

「うなだれる」「肩を落とす」「下を向く」「背中を丸める」は、気分が落ち込んでいて元気のない様子です。

「胸を張る」「前を向く」「肩をいからせる」「肩で風を切る」「背筋を伸ばす」は自信とやる気にあふれて、勢いのある状態です。

その時の気分によって、姿勢が変わるということです。

逆もある

気分によって姿勢が変わる事については異論はないと思います。
しかし、その逆も大いにあるのです。

つまり、姿勢を変えると気分が変わるのです。

うなだれて下を向いていると、気分がだんだんと落ち込んできます。
逆に、いい姿勢をしていると、気分がすっきりして、やる気が湧いてきて、集中力が増します。

ここ一番、という時には、大きく深呼吸をして胸をはって前を向くのはそのためです。

人間の心理というのは、姿勢に影響を受けるのです。

気分とリンクしているのは姿勢だけではない

姿勢と同じように、表情や声のトーン、話し方なども気分と密接にリンクしています。

カウンセリングを行うとき、カウンセラーはそういう情報も読み取っています。
姿勢、仕草、表情、声のトーン、話し方から、その人の気分を感じるのです。

これを言語外情報とかノンバーバルコミュニケーションと言ったりします。

SNSなどのネットコミュニケーションでは、文字だけでおこなうコミュニケーションなので、普段無意識に行っている言語外情報を伝えるのに向いていません。
そのために生み出されたのが、いわゆる顔文字です。
(^^)とか( ´艸`)とか( ノД`)シクシク…とか、皆さんもよく使うと思います。

それでも、文字だけでは伝えきれないものがあり、情報量が少なすぎて誤解を生む危険性をはらんでいます。

電話であれば声のトーンや話し方という言語外情報が伝わりますので、グッと情報量が増えます。

一番いいのは、やはり実際に会うことです。
同じ空間に身を置くことによって、格段に情報量が増えて、相手の感じている感情を共感しやすくなります。

無理やり笑うと楽しい気分になる

私たちは、楽しい気分の時には笑います。
笑顔になります。
顔がパッと明るくなります。

姿勢のところでも書きましたけど、その逆も真なりで、無理やり笑顔を作ったり、笑ったりすると、なぜだか楽しい気分になってきます。

さらに、いい姿勢とか、笑顔とか、そういう空気は伝染していきます。
同じ空間にいる人たちにも、影響を及ぼすのです。

笑いヨガ、というエクササイズがあります。
おかしくないのに、わざとおかしそうに笑う、というエクササイズです。

はたから見ていると、頭がおかしくなってしまったのか、と思いますが、実際にやってみると、だんだんハッピーな気分になっていくのが体験できます。

「笑い飛ばす」という言葉があります。
苦境に陥ったときに、あえて笑うことでその苦境をはねのけるエネルギーを得ようとしているのです。

ココロとカラダはリンクしている

このように、ココロとカラダは密接につながっています。

ココロを直接コントロールするのは難しいですけれど、カラダをコントロールすることは可能です。

姿勢を変え、表情を変え、話し方を変え、言動を変える。
それによって、ココロを前向きに保つことが出来るようになります。

注意点

しかし、これはあくまでも、一過性のものです。

落ち込むことは必要なのです。

落ち込んでいる自分のココロを受け止めることが大切で、見て見ぬふりを続けていてもいいことはありません。
それでは、ココロがフラストレーションを溜めていってしまいます。
落ち込むことが悪い事である、という評価をすることのほうが問題です。

しっかりと自分の気持ちを受け止めて、しっかりと癒した後で、前を向いて胸を張ればいいのです。

「自分を癒す」というステップを踏むことはとても大切です。

さて、今日も元気に胸をはり、顔を上げてしっかりと歩いていきましょう!