こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。
実用書には飽きたかな
私は「本の虫」というほどではないにしろ、本を読むのは比較的好きです。
若い頃は小説も読んでいましたが、最近ではもっぱら、啓発本、ビジネス書などの実用書ばかりで、小説からは遠ざかっていました。
しかし、そろそろ、そういう本も飽きてきました。
さらに、このブログを書くようになってから、もちょっと面白い文章を書けるようにならないものかと考えていたところ、そうだ、「小説を読んでみよう」と思い立ちました。
そんな事を考えていたところへ、先日、整体の師匠にお会いしたのです。
師匠のおすすめ
この師匠も本が大好きで、しかも、一押しの作家が池波正太郎というのは、以前から話を聞かせてもらっていたので、よく知っていました。
師匠は、「人生の大事なことは池波正太郎に教えてもらった。」ということを常々言ったいたのです。
先日お会いした時も、池波正太郎の話が出てきたので、「私も今年は小説を読もうと思っているのですが、先生のおすすめは何ですか?」と聞いてみました。
池波正太郎と言えば、「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」「剣客商売」「真田太平記」などがテレビドラマ化されて有名です。
それぞれにテーマがあってどれも面白いけれども、まずは「剣客商売」を読んでみたらどうかと勧められました。
そんなわけで、さっそくアマゾンで手に入れて、「剣客商売一 剣客商売」を読んでみました。
たしかに人間のことが良くわかります
私は時代小説を読むのは初めてで、慣れない言葉も数多く出てくるので、最初は読みにくいと思いましたが、そのうちにぐいぐいと物語に引き込まれていきました。
また、人間の強さ、弱さ、欲深さ、成長、信頼、心理、人間関係など、その描写が素晴らしく、人間とはどういうものなのか、ということを学ぶには、本当に良い素材であると思いました。
師匠が、人生を学んだというのもわかる気がしました。
また、登場人物がどの人も魅力的で、好ましく、この人たちのことをずっと見ていたいという気持ちになり、どうしても次が気になります。
まあ、一言でいうと、ハマってしまったわけです。
憧れの人物を見つけました
とにかく主人公の秋山小兵衛というひとりの老剣士の人間的な魅力に参ってしまいました。
まさに、粋というのにふさわしい人物です。
私が提唱する、スタイリッシュ・エイジングというのは、このような人物になる事なのではないか、とすら思ってしまいます。
もちろん、小説ですからフィクションです。
作家が作り上げた人物ですから、当然のことながら魅力的に描かれているわけです。
しかし、こういう人物になれたら素晴らしいだろうなあ、と憧れる。
そういう一つのイメージを提供してくれているというのは、とてもありがたいことだと思います。
人間、イメージできないものにはなれません。
目標とする人物像をイメージできるようにしてくれているというのは、本当にありがたいことです。
小説はある意味、理想の世界かもしれません。
しかし、そこにリアリティがあるからこそ、引き込まれていくわけだし勉強にもなるのです。
そんなわけで、第一巻はあっという間に読み終えてしまいました。
早く2冊目が読みたいです。
久しぶりに小説を読みましたが、やっぱりいいものですね。
皆さんも読んでみてください!