こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
成長しなければいけないということはない
私たちは、小さい子どものころから、成長しなければいけないというある種の強迫観念を植え付けられてきたように思います。
成長すること、今の自分を超えていくことが生きている価値であり、まるでそれを目指すのが当たり前で、それを考えていない人間はダメな人間であるというような風潮ってあると思うのです。
前向きに生きる。
ポジティブに考える。
日々、自己研鑽に努める。
それが素晴らしい人生。
それがリア充(笑)。
でも、本当にそれが素晴らし人生なのでしょうか。
コツコツと何年も同じ仕事をして、毎日の晩酌を楽しみにしている。
そういう人生もまた、素晴らしいのではないでしょうか。
考えてみれば、別に成長しなくても良いのではないかと思います。
放っておいても成長してしまう
私には4人の子供がいます。
文字通り、彼らは成長期の真っただ中にいます。
毎日顔を合わせている私から見ても日々成長していくのが分かるくらい、すごいスピードでどんどん成長しています。
でも、よく考えてみると、彼らが成長するのは自然の摂理です。
放っておいても成長してしまう。
いつまでも、かわいいままでい欲しいと思っても、どんどん成長して一人前に憎まれ口をたたくようになてきます(笑)。
そうして、どんどん親から離れていくのです。
それはもう、さびしいものです。
私は今年52歳になるのですが、この歳になって思うのは、人間成長するのは子ども時代だけではないなあということです。
日々、私たちはいろいろな経験をします。
また、年齢が変われば、考えることも変わってきます。
周りの環境も変化していきます。
その経験の一つ一つの積み重ねによって、モノの見方や考え方が変わっていきます。
その変化こそが、成長というのではないでしょうか。
私も若い頃は、死ぬまで成長し続けたいと思っていました。
歩みは遅くても、退化はしたくない。
そんな風に思っていたのです。
でも、今は違います。
放っておいても成長してしまう。
円熟してくる。
やりたいことをやっていれば、新しい経験を積み、いろいろな視点でものを考え、日々変化をしていく。
40歳の自分では考えもしなかったことを、50歳の自分は考えている。
それを成長と言ってもいいのではないかと思うのです。
成長しようとしなくてもいい
成長しなければけいない。
そう思うと、なんだか生きているのが苦しくなります。
成長しなくても、いや、もうちょっと正確に言うと、成長しようとしなくてもいいのではないかなあ、と思います。
やりたいことをどんどんやってみる。
楽しいと思うことに取り組んでみる。
ワクワクしながら日々を送ってみる。
日々を気分良く過ごす。
それを積み重ねていくことで、人間として熟していく。
すなわち、それが成長というものではないでしょうか。
もう少し、肩の力を抜きませんか。
放っておいてもどんどん成長してしまうのですから。