まずは小さなことから始めよう―10秒アクションのすすめ

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

小さなことから始めよう

私は整体師として、運動を指導をすることがあります。

健康のために何か運動をしなければいけないと考えているのですが、なかなか始められない。
なにから始めたらいいかわからない。

そういう相談を受けることがあるのです。

よくよく話を聴いてみると、やろうと思っているけれどなかなか出来ないと思っている多くの人は、運動というと、スポーツクラブに通ったり、テニスやサッカー、水泳、ランニングのように、本格的にスポーツをやる事だと思っているようです。

つまり、いきなりやろうとしているハードルが高すぎるために、行動に移せないでいるのです。

何のために運動をするのか

その方が、何のために運動をするのか、その目的をちゃんと考える必要があります。

運動することで、健やかな身体を作る。
気分転換をする。
免疫力を上げる。

そういうことが目的であるなら、もっと簡単にできることを考えるのが良いと思います。

例えば、ウォーキング。
ウォーキングはシューズさえあれば、いつでもどこでもできるし、お金は一切かかりません。

ウォーキングが難しければ、散歩でもいいと思います。
専用のシューズもウェアも必要ありません。
大股で頑張って歩く必要もありません。

ふらっと出かけて、近所をぶらぶらして帰ってくる。
そこから始めてみましょう。

私のクライアントさんでも、ウォーキングだと思うとなかなかできなかったけど、散歩なら出来た、という方は少なくありません。

ヨガやストレッチ、筋トレなら、部屋の中で出来るので、シューズすらもいらないし、夜でも雨の日でも関係なく出来ます。
やり方が解らなければ、DVDもあるし、ユーチューブなどでも動画が多数アップされています。

まずは小さく始めるのがお勧めです。

10秒アクション

先日、友人の安斎輝夫さんが主宰するサードプレイスラボの研究会で、メンタルコーチの大平信孝さんの講演を聴く会に恵まれました。

安斎輝夫さんのブログ記事「第11回 サードプレイス・ラボ 「年内にやりきることを先延ばしするな!忙しい年末を言い訳にしない!」

大平信孝さんは、その著書「先延ばしは一冊のノートでなくなる」が現在とても売れている、人気メンタルコーチです。

10秒アクションは、やりたいまたは、やらなければならないことがある場合、その最初の10秒の行動をとりあえずやってみるという発想です。

最初の10秒というのはもちろん比喩的な表現なのですが、とにかく、抵抗なく出来る最初の一歩をやってみるということです。

この講義の中で、大平さんがお話になったことで印象的だったのは、ランニングをしようとしても、なかなかやる気にならないときには、とりあえず「靴を履いてみる」ということにフォーカスしてみる。とお話されていたことです。

私は今まで、ランニングがダメならウォーキング、ウォーキングがダメなら散歩、と言う徐々に具合にハードルを下げていたのですが、「シューズを履く」というところまで一気にハードルを下げるとういう考え方に、新鮮な驚きを感じました。

大平さん曰く、シューズを履けば、せっかくシューズをはいたんだから外に出てみようと思うし、外に出れば、せっかく外に出たんだから、その辺を歩いて来ようと思うし、歩き出したんだから、早歩きをしてみようと思う、もしかしたら、走ろうと思うかもしれない。

そんな話をされていました。

なるほど、そこまでハードルを劇的に下げるというのは、なかなか、すごい発想だなあと思いました。

ここで補足しておかなければいけないのは、ちゃんと、「どうなりたいのか」という目標をはっきりと意識している、というのが前提条件としてあるのですけれどね。

大平さんのメソッドが詳しく知りたい方は、ぜひ、著書を手に取ってみてください。
絶対に参考になりますよ。

小さく始めるのはとても大切

私たちは何かを始める前に、つい、あれもこれもやらなくちゃ!と考えすぎて行動できない、という結果に終わりがちです。

でも、「まずは簡単にできそうなことから始める」「最初から完璧を目指さない」ということを意識することが大切だと思います。

やってみなければわからないこと、というのはどんなことでもあるわけです。
どこまでできるようになるかは、やってみなければわからないわけです。
ですから、できることから始めてみる、という姿勢は必要です。

私もこんなふうに偉そうに書いていますが、あれもこれもやらなくちゃ!と考えて、なかなか行動が起こせないタイプなので、これからは10秒アクションを心がけようと思います。