自分のマネジメントをする

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こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

ストレス耐性には個人差がある

うつ病をはじめとする精神疾患が発症する背景には、必ずストレスが存在します。
ストレスがかかった時に、身体はそれに対抗しようと反応します。
その反応が長期間にわたった時に、身体は疲弊して、動くことが難しくなってきます。

ストレスに対抗する能力には、個人差があります。
これは、持って生まれた体質的な個人差もかなりあります。

短時間睡眠でもなんとかなるショートスリーパーと、しっかり寝ないとたちまちダメになるロングスリーパーがいるのと同じです。
また、お酒にめっぽう強い人と、アルコールが全くダメな人がいるのと同じです。

根性ではどうにもならない

これは、もって生まれた体質的な部分なので、ここを変えていくのは難しい。
ですから、ストレスに敏感に反応してしまう人が根性がないのではありません。
根性論でもっと頑張れと言っても、下戸に根性で酒を飲めと言っているのと同じです。
これはもう、むちゃくちゃな話です。

うつ病を予防するためには、自分がストレスに強いのか弱いのかを知っておくことが大切です。
そうして、自分で自分をマネジメントするしかありません。

他人を基準にしても意味はない

ところが、多くの人は他人や平均値を気にして、それに合わせようとします。
職場のみんながこれくらい働いているんだから、あるいは、あの人はもっと頑張っているんだから、自分もそれくらい頑張らなければいけない。
そう考えて、自分の身体に鞭を打っている人は多いと思います。

自分の身体のことなのに、自分の身体の声を聞かずに、他人に合わせようとする。
そういうことが、そもそも間違えているのです。

これを、酒の例に当てはめてみれば分かりやすいです。

大酒のみの友達をみて、あいつがあれくらい飲めるんだから自分も飲めるはずだと考えて、同じくらいの酒を飲もうとする。
そんな事をしたら大変なことになる、ということは想像に難くないですよね。

ところが、ストレスに関して言えば、あるいは、仕事量に関して言えば、それがおかしいことだと気が付いていないのです。

本人さえも気が付いていないのですから、まわりの人間が気が付くわけがありません。
自分の限界は、自分にしかわからない。
そして、それを知っている自分しか、自分を守ることはできないのです。

ストレス度合いは受け止め方で変わってくる

ストレスの難しいところは、心理的な部分を多分に含んでいるという点です。
ものの受け止め方、考え方によって、その人が受けるストレスの度合いが違って来ます。

酒ならば、その人が飲んだ量を測ることが出来ます。
ところが、ストレスは、同じ状況に置かれてもその受け止め方で違うので、他人と比較することが出来ないし、受け止め方を変えることでストレスを軽減することが可能になります。
ここの部分が、他人と比較しにくいところでもあるし、自分でも良くわからない部分でもあります。
逆に言えば、ここに改善の余地とその糸口があるということです。

自分で自分のマネジメントをする

ストレスの受け方には個人差があります。
その個人差は、体質的な部分と、心理的にな部分があります。

体質的な部分は持って生まれたものなので、これを変えるのは難しい。
一方で、心理的な部分は改善の余地があります。

いずれにしても、他人と比較できるものではないので、他人を軸にして考えるのは危険です。

自分で自分の事を良く知ったうえで、自分をマネジメントすることが大切です。
まわりの人に合わせるのではなく、自分に合わせた行動をとるのです。

それが出来るようになって初めて、自分の健康を守ることが出来るようになるのです。