こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
職場に復帰していくクライアント
毎週、私のカウンセリングと整体を受けに来るクライアントさんがいます。
(この話は、ご本人の了解を得て書いています。)
この方、会社で課長に昇進して様々なプレッシャーの中、仕事を抱え込みすぎてメンタルを壊してしまい、休職を余儀なくされてしまいました。
一か月の休職期間が終わるころに、私のカウンセリングと整体を受けたいと、あおぞら整体院にやってきました。
最初の相談内容は、
「もうすぐ、休職期間が終わるのに、復帰できる自信がない。明日、主治医と面談があるのだけれど、もっと休職期間を延ばしてもらおうかどうか迷っている。」というものでした。
そこからカウンセリングがスタートしたのですが、結果から言うと、休職期間は予定通り一か月で終了し、6月から職場復帰を果たし、徐々に調子を取り戻して、順調に回復してきています。
その間、もちろんピンチを何度も迎えるのですが、その都度、私といろいろと話し合いながら、そこを乗り越え、職場の上司や仲間たちの理解、さらに本人も自己理解を深めることによって、休職前とはかなり違う仕事の進め方が出来るようになってきました。
自己理解が大切
なぜ、自分は仕事を抱え込みすぎたのか。
どうすれば、自分の体調を管理しながら仕事をこなすことが出来るのか。
自己理解を深めることで、自分の思考の癖を理解して、どこをどう改善すればよいのかを知り、さらに、それを実行に移すことによって、いろいろな気付きを得る。
このくり返しをすることで、自分がどんどん変化していくことを実感していらっしゃいます。
そして、その変化を感じることが楽しいと言います。
そして、うれしいことに、私の話の聴き方が、部下の話を聴くときの参考になるとのこと。
こんな風に話を聴けば、部下の気持ちを受け止めることが出来るんだろうなと思い、それを実行しているとのこと。
カウンセリングを受けることで、思わぬ副産物を得ることが出来ましたと。
そして、自分もカウンセリングを学んでみたいと思う、ともおっしゃっていました。
メンタル疾患は生活習慣病
私はこのブログで何度も書いていますが、うつ病をはじめとするメンタル疾患は、「心の風邪」ではなくて、「心の生活習慣病」だと思っています。
風邪ならば、おとなしく寝ていれば治ります。
しかし、生活習慣病は、寝ているだけでは治りません。
生活習慣を改善しなければ、治すことは出来ないのです。
精神疾患の場合、心の使い方を含めた生活習慣の改善が必要不可欠で、そのためには、自分がどんな心の使い方をしているのか、その癖を知ることが必要になります。
自分の心の癖を知るのは、一人ではなかなか難しいものです。
カウンセリングを受けることで、その癖を知り、その改善方法をカウンセラーの助言のもと一緒に考えることが出来ます。
また、職場復帰の際に向き合わなければならない問題についても、一緒に取り組む元ができるのです。
さらに、私の場合は、整体も行いますので、カラダの疲労回復も行うことが出来ます。
体調がまだ万全ではない段階では、仕事の復帰するのはとても疲れるのです。
その疲れを癒すこともまた、元気に働くためには必要なことなのです。
職場復帰の段階こそ支援が必要
メンタルをやられて休職を余儀なくされた人が、職場に復帰していくにはかなりのエネルギーを要します。
それを、本人の力だけで乗り越えるのは困難だと思います。
このクライアントさんも、「もしここに来なかったら、こんなに順調に復帰できなかったと思います。」と言ってくださいます。
メンタル疾患の予防も大切ですが、職場復帰の段階においても心理的な支援は必要だと思います。
この段階は、不安が大きいのです。
復帰して、また以前のような状態になったらどうしよう。
何度も何度も休職を繰り返して、職場にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない。
職場のみんなは、気持ちよく迎えてくれるのだろうか。
もう、自分にはこの仕事はこなせないのではないか。
様々な思いが交錯する中で、復帰していくのです。
このような心理状態の中で、順調に復帰を果たしていくのはとても大変です。
多くの人の支援が必要な場面なのです。
嬉しいエールをもらいました
このクライアントさん、私のブログを読んでくれて、私が会社を設立して、企業向けに整体とカウンセリングをするセラピストを出張させるビジネスを始めることを知り、「きっと、救われる人が多いと思います。ぜひうちの職場に欲しいくらいです。」と言ってくれました。
クライアントさんから嬉しいエールをもらいました。
多くの人を助けることが出来るように、頑張りたいと思います。