すでに手の中にある幸せに気づく方法

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

○○を考えるな!は不可能

人間の脳は、「考えない」ということが出来ません。

例えば、「ケーキのことを考えないでください。」と言われると、どうしてもケーキについて考えてしまいます。

ケーキという単語を聴いたとたんに、すでにケーキが頭に浮かんできてしまいます。
で、これはまずいと思って、考えたらいかん、考えたらいかん、と思えば思うほど、ケーキが頭から離れなくなってしまいます。

同時に二つのことを考えるのも不可能

しかし、人間の脳は、二つのことを同時に考えることは出来ません。
ですから、ケーキのことを考えないようにするには、他のことを考えればよいのです。

例えば、「ラーメンのことを考えてください。」と言われると、ラーメンが頭に浮かんで、ケーキが頭の中から消えるのです。

楽しいことを考えよう

辛いこと、苦しいこと、不安なことばかりが頭に浮かんできて苦しい思いをしているとき、そういうことはもう考えたくない、と思っても、どうしても頭から離れなくなってしまいます。

そういう時には、別のことを考えればよいのです。

楽しかったこと、嬉しかったこと、ワクワクするような未来の夢など、自分が気持ちよくなるようなことを考えると、苦しい思いから離れることが出来ます。

将来の不安よりも、将来の希望のことを考えるのです。
「こうなったら嫌だな、どうしよう。」
という思考から、
「こうなったらいいな、うれしいな。」
という思考に変えるのです。

これは、とても単純なことなのですが効果は絶大です。

幸せになるエクササイズ

もちろん、今で無意識にネガティブな思考が癖になっている人が、いきなりこれをやれと言われても、すぐには出来ないかもしれません。

でも、あきらめないでください。

意識的にこれを続けていくことで、思考の癖を変えることが出来ます。
要するに訓練です。
筋トレと同じで、やっていると出来るようになります。

この、思考の癖を変えていくエクササイズとして、私がよく人に勧めるのは「感謝日記」です。

寝る前に、その日にあった出来事の中から、「感謝できること」を思い出して10個書く、という単純なものです。

感謝に対しての感度が良くなる

感謝日記に書くことは、本当に些細なことでも構わないのです。

例えば、「お天気が良くて洗濯物がよく乾いた。」とか、
「ご飯がおいしく炊けた。」とか、
「子どもが元気よく学校にいった」とかね。

あるいはこじつけでも何でもいいので、無理やり感謝してしまうのです。
「雨が降ってさっぱりした。」とか、
「怒られたことで自分のミスに気が付いた。」とかね。

この日記をつけることで、普段から「感謝出来ることは無いかな?」という意識に変わります。

日常生活の中で、感謝できることを探そうとするのです。
感謝出来ることを探すという行為に時間を使うことによって、心配事や不安を感じる時間を減らすことが出来ます。
なぜなら、脳は同時に二つのことを考えることが出来ないからです。

さらに、物事をいいように解釈する癖がつきます。
一つの出来事に対して、解釈の仕方は沢山あります。
その中から、自分が気持ちよくなるような解釈を選ぶことが出来るようになるのです。

いい気分で眠りにつく

さらに、寝る前にこの作業をすることで、今日も一日良い日だったなあ、というほっこりとした気分で床に就くことが出来ます。
これが、睡眠の質を上げてくれて、次の日も気持ちよくスタートできるのです。

この方法は、物事を悪いように考えてしまって、自分を追い込んでしまう癖がある方にお勧めです。

すでに手の中にある幸せに気づく

自分の身の回りには、苦しい事ばかりではなくて、楽しい事や嬉しいこと、ありがたいことがごろごろ転がっているのです。

それなのに、苦しい事しか目に入っていない人が沢山います。

自分の周りに転がっているありがたいことがちゃんと認識できるようになると、「なんだ、自分はもうすでに恵まれているんじゃないか」と思うようになります。

自分の手の中にある幸せに気が付くようになるのです。

何かを得なければ幸せになれないのではないのです。
手の中にある幸せに気が付くことで、幸せになれるのです。

あなたはすでに幸せなのです。