こんにちは!
カウンセリング整体師の渕脇です。
心配ごと
あなたは、何か心配なこと、不安なことってありますか。
そのことが心配で心配で、いつも頭から離れなくなってしまう。
そういうことです。
その心配事は、実際に目の前にある事で、すぐにでも対処しなければいけないことでしょうか。
それとも、現実にはまだ目の前にない事で、自分の想像の世界の話でしょうか。
脳は、現実のことも、想像の世界のことも、同じようにリアルに認識してしまいます。
実際に起こっていないことでも、まるでそれが現実のことのように感じてしまいます。
それが、事実なのか妄想なのか、その違いを意識的に認識しておく必要があります。
実際に起こっていないことに対して、四六時中心配をしていたのでは、身体が持ちません。
このように、実際には起こっていない、または、起こっているかどうもわからないことを、まるで現実のことのようにリアルに想像して心配することを、私は「妄想ストレス」と名付けました。
妄想ストレスは、日々の生活の中で、頻繁にやってきます。
将来の不安
たとえば、大事な会議でプレゼンテーションをしなければならなくなったとします。
確かに、そういう時は緊張するものです。
失敗したらどうしようかと不安になりますよね。
でも、まだ、失敗しているわけではありません。
それは事実ではなく、自分の頭の中で妄想しているに過ぎないのです。
将来の不安は、妄想ストレスの代表格です。
心配している状況が現実になっていないのにもかかわらず、その心配事に思考が支配されてしまって、強烈なストレスを感じてる状態です。
もちろん、将来の不安に対して備えておくことは大切ですが、必要以上に心配して、現在の生活に支障をきたすようになってしまっては、行き過ぎと言わざるを得ないでしょう。
そういう時には、いま目の前にある事に意識を持っていくとこが大切です。
先のことは考えてもわからない。
考えてわからないことは考えるだけ無駄なのです。
どうせなら、大成功して幸せになるような妄想をしたいものです。
人の目が気になる
人の目が気になるというのも、妄想ストレスです。
周りから駄目なやつだと思われているのではないか。
こんなことを知られたら、きっと変な目で見られてしまう。
失敗したら、みんなから笑われるに違いない。
そういうストレスも、妄想ストレスです。
本当に周りの人たちがどう思っているかは、解らないわけです。
解らないのにストレスを感じている。
それは、勝手に妄想しているからです。
これも妄想ストレスです。
社会不安
マスコミが報道する内容は、人々を不安させるようなものが多いです。
なぜなら、そういう情報を私たちが知らず知らずのうちに求めているからです。
マスコミも、ネット系のニュースサイトも、お金が儲からなければ自分たちのビジネスを維持していくことが出来ません。
そのためには、視聴率を稼ぎ、閲覧数を増やすような情報を流さなければいけません。
不安を煽るような情報は、視聴率、閲覧数を稼げるわけです。
ということは、私たちはわざわざ心配になるような情報を欲しがっているということになります。
しかし、現実の自分の生活を振り返ると、マスコミが報道しているような不安を感じるようなことは滅多にありません。
自分の現実を見ることが大切なのです。
私たちはお金を払って、社会不安を煽るような情報をわざわざ買って、そして妄想ストレスを増大させています。
そう考えると、なんだかばかばかしいような気もしませんか。
このように考えていくと、私たちの抱えるストレスのうち、妄想ストレスが占める割合はかなりの割合になることが分かります。
事実に着目する
妄想ストレスから逃れるためには、事実と解釈(妄想)を分離することが大切です。
私たちは、事実と解釈をセットにして認識しています。
どこまでが事実で、どこまでが解釈なのか。
そこを認識する癖をつけておくことが大切なのです。
そうすることで、妄想ストレスに対して冷静に対処できるようになります。
自分がストレスに感じていることは、はたして事実なのか、それとも妄想なのか。
そこを意識することが大切なのです。
それだけで、かなりのストレスを軽減させることが出来ます。
あなたは妄想の世界で苦しんでいませんか?
その妄想に、早く気が付いてくださいね。