こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
子ども時代の家庭の空気
カウンセラー整体師として、日々、いろいろなクライアントさんの悩み事を聴いていて思うのは、生きづらさを感じている人の多くが、子ども時代の家庭になんらかの問題を抱えているということです。
もちろん、うつ病になって会社を辞めてしまった私の家庭もまた、はたからは見えない問題を抱えていました。
人が成長していく過程の中で、家庭の果たす役割はとても大きな影響を持ちます。
どのような環境で育ったのかが、その人の思考のベースを作るんだということを痛感しています。
人格形成
もちろん、持って生まれた性格というのはあります。
私には、4人の子どもがいます。
4人それぞれに、持って生まれた性格が違います。
一番下の子は、一卵性双生児です。
一卵性双生児は、同じDNAを持って生まれてきていますが、性格が違います。
これは不思議なことですね。
この違いはどこから来るのだろう?
と思います。
この、持って生まれた性格をベースの上に、生まれ育った環境によって後天的に形成していくのが人格と言われています。
幼少期の家庭の空気が、この人格形成にとても重要な影響を与えているのです。
安定した人格を形成するのに必要なもの
生きづらさを感じている人の話を聴いていて、また、自分の経験をもとに考えると、安定した人格を形成するのに必要なものは、一言で言うと「安心感」であると感じています。
子どもにとって、家庭とは安全地帯であることが大切なのです。
小さい子どもは、一人で生きていくことが出来ません。
親をはじめとする養育者に見放されれば、自分は生きていけないわけですから、その人に対して絶対の信頼感を持てなければ情緒が安定するわけがありません。
子ども時代に情緒が安定した状態を経験していない人は、情緒が安定しているという状態がどういう状態なのかを経験的に知ることが出来なくなってしまいます。
子育てで一番大切にしなければいけないことは、この部分だと思います。
しつけは大切だが
確かにしつけは大事だが、そのやり方が大切。
厳しくしつければそれでいいのかといえば、そうではありません。
大人だって、家の中では自由にしていたいと思うものです。
外で頑張ってきた分、家の中では少々だらしなくしていても良いじゃないか。
そんな風に思いませんか?
その気持ちは、子どもだって同じです。
家の中では羽を伸ばしていたいと思うのは、同じなのです。
それなのに、家の中でも緊張を強いられるような環境だとしたらどうでしょうか。
その辛さは、ちょっと想像すればわかりますよね。
大人であれば、家を出ていくという選択肢も考えられますが、子どもはそういうわけにはいきません。
緊張感のある家庭で、親の機嫌を常に気にしながら生きていくことが当たり前の感覚になってしまえば、人の目が気になる、人からの評価が気になる人になるのは当たり前のことだと思います。
子どものことを大切に思うのであれば
子どものことを大切に思うのであれば、厳しくしつけることよりももっと大切なことがあると思うのです。
それは、自分の居場所があるという安心感です。
ありのままの自分をそのまま出していられる場所がある。
ありのままの自分でいいんだ。
その感覚を持たせてあげられることが、とても大切なことだと思います。
もちろん、うまく行かないことも沢山あるし、厳しく言って聞かせなければいけないこともあります。
でも、その家庭の空気に安心感があることが大切なのです。
子育て中の皆さん。
私も子育て真っ最中です。
いろいろと大変なこともあると思いますが、子供の成長を楽しみに、安心感を育てるように頑張っていきましょう!