残業代が労働者を縛っているという可能性

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こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。

裁量労働制の良さ

先日、私が経営するあおぞら整体院にやってきた客様。
私よりちょっと年上の方。

私は仕事柄、クライアントの働き方が気になるので、仕事のことをお聞きすることが多いのです。
その方は、サラリーマンなのですが、「たいてい早い時間に家に帰ってきて、夕食と入浴を済ませてから、再び家で仕事をすることが多い」という話をされていました。

それで、気になったのは残業代。
そこで、聞いてみたんですね。
「そういう場合の残業代って出るんですか」って。

そうしたら、その方、「もともと残業代は出ない。」と。

裁量労働制なので残業代は出ないから、会社で仕事をする必要がない。

単純作業をするような仕事ではなくて、いろいろと頭で企画を考えたり、アイディアを絞り出すような仕事なので、会社のデスクの前にいるからといってアイディアが浮かぶわけでもないし、逆にいつ浮かぶかわからないから、アイディアが浮かんだ時にはパソコンをひろげて仕事をしている。

家に帰る電車の中、食事中、風呂に入っているとき、そういう時にひらめくことも多いのでそうしている。
若いころからからずっとそういう働き方なので、それが当たり前になっている。

とのことでした。

考えてみれば、自営業の今の私も同じようなものです。
このブログも、ある意味仕事の一環と言えるでしょうけれど、これは自宅で書いています。
もちろん、残業代が出る訳でもありませんよね。
それに、休日でもいつも仕事のことを考えているし、実際自宅で仕事をすることも多いです。
それはそれでとても自由です。
ただ、私の場合、家に子どもたちがいる時には仕事にならないこともありますけれど。

残業代が出ないことの良さ

残業代が出ない。
こういう話をすると、多くの人は「そんなのありえない。タダ働きかよ。」と思うかもしれません。
しかし、残業代が出るから残業をする、という側面があるのも確かですよね。
私もサラリーマン時代、残業時間が増えると収入が増えて嬉しかったし、今月は頑張ったな、という感覚になっていました。

沢山残業すれば収入が増えるという制度の下では、「頑張って仕事を早く終わらせて早く帰ろう。」という気持ちにはなりにくい、という側面は否定できません。

それが労働生産性の低下につながっているというのは否定できないのです。
残業代を出すという制度を廃止するという選択も一考に値すると思います。

高度プロフェショナル制度の問題点

ただし、これには注意が必要で、だからと言って従業員を安い賃金でこき使ってもいいのかというと、それは違いますよね。
それで過度な仕事を任せて、労働者が健康を損なってしまっては本末転倒です。

いま、高度プロフェッショナル制度について国会で論戦をしていますが、労働者の健康を守る制度が弱い設計になっているところが問題視されています。

現行の裁量労働制の場合でも、深夜や休日に働いた場合などは割増料金が発生するなど、労働時間という概念は残っていますが、いま議論になっている高度プロフェッショナル制度には、そういう概念は全くありません。

過労死がこれほど社会問題になっている現状では、どうやって労働者の健康をもまるのか、という視点が重要になってきます。
その部分が懸念される法案になっているので、野党をはじめ多くの人が反対をしているのです。

自分の健康を守る意識を持つ

もし、このまま高度プロフェッショナル制度が導入されるようになった場合、自分の健康を守るのは自分ということになります。

そこも含めての「高度プロフェッショナル」なのかもしれませんね。
自分のコンディショニングも仕事のうちだ。
ということでしょうか。

その場合、仕事量を自分で調整するか、もしできないのであれば、転職を視野に入れる必要も出てきます。

ただ、現状でも命を落とすまで働く人がいる以上、この制度が導入されれば過労死が増える方向へ行くという懸念はあります。

従業員を大切にする経営者を支援する

いま、労働人口がどんどん減ってきています。
今後、働く人が不足する時代に入ります。

そうなると、人材の流動性が加速する可能性があります。
これからは、人材を大切にする企業でなければ、優秀な人材を確保することができなくなるでしょう。
従業員を大切にする会社が生き残る時代がやってくると思います。

私は、従業員を大切にする経営者の支援をしたいと思っています。
従業員の幸せを願い、顧客の幸せを願い、そして、もちろん自身の幸せを願う。
そのためにビジネスをしている立派な経営者が沢山います。

そういう会社の支援をすることで、そういう会社を増やしていく。
そうして、多くの人が幸せに働けて、幸せに暮らせる社会を作りたいと考えています。

年収に制限がある(1075万円以上)とはいえ、やがてこの年収制限が下がってくる可能性もあり、この問題は多くの人に関係してくる問題だと思います。

これからは、ますます、自分の健康は自分で守る時代になります。
私も、このブログやメルマガを通じて、健康情報を発信し続けていきたいと思います。

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私の施術とカウンセリングを受けたい方は、ぜひ、東京都東大和市のあおぞら整体院にお越しください。

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