こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。
大学時代の捻挫がはじまり
私がコンディショニングに興味を持つようになったのは、大学四年生の時のことです。
当時、私はテニス部に所属していました。
四年生時の夏休みに、大学の研究室のOB会の旅行に参加して、遊びでテニスをしている時に足首を捻挫してしまいました。
それが、旅行初日の出来事だったので、楽しい旅行のはずだったのに、ずっと身動きが取れない状態になってしまったのです。
この時は、本当に情けない思いをしました。
人生初のダイエットに成功
当時、四年生になってから、あまりテニスをしていなかったせいなのか、ちょっと体重が重くなっていました。
足を捻ったのは体重のせいだと思い、ダイエットを決意しました。
ダイエットの知識はありませんでしたが、運動して食べる量を減らせば痩せるだろうと考えて、何か運動をしなければいけないと思いました。
ところが、足を捻挫しているので、走るわけには行きません。
そこで思いついたのは水泳です。
幸い夏だったこともあって、毎日、大学のプールで泳ぐことにしたのです。
とは言っても、足首を使うことが出来ないので、足を使わないで上半身だけのクロール(プル)しか出来ませんでした。
それを毎日続けていたら、終いには足を使わずに1キロを泳げるようになったのです。
トライアスロンにチャレンジ
そこで、はたと思いついたのは、これならトライアスロンも出来るんじゃないか?ということ。
ちょうど夏休みに入る前に、トライアスロンというスポーツがあるということを知って、興味を持っていました。
自転車は、大学2年と3年の夏に、長距離ツーリングをしていました。
ランニングは部活のトレーニングの一環としてずっと走ってきました。
心配だったのは水泳だけでしたが、この問題がクリアになれば、トライアスロンが出来る思っていました。
ダイエットも、努力の甲斐があって成功し、体も軽くなったこともあって、そこからトライアスロンにのめり込んでいきました。
そして、このトライアスロンを始めてから、自分のコンディションが、気になるようになってきました。
球技をやっているときはあまり考えなかった
私はそれまでも、テニス、サッカー、ラグビーと、いろいろなスポーツをやってきましたが、どれも球技でした。
球技をやっているときには、なぜか自分のコンディショニングを気にした事がありませんでした。
もちろん、自分が若かったことや、幼かったこともあったかもしれません。
しかし、球技は、自分の技術や、戦術など、考えることが多いし、勝敗を分けるのも技術的な問題が大きいと感じていました。
特に、初心者ほど、コンディショニングより技術面の向上のほうが目の前の課題になります。
ですから、技術を向上させることばかりに意識が行ってしまうのか、コンディショニングには意識が行かないのです。
ところが、トライアスロンのような自分との戦いになると、初心者ですらコンディションの良し悪しが大きく影響することを実感します。
それは、レース本番だけではなく、日頃のトレーニングも、コンディションの良し悪しでその質が左右されてしまうので、レースのない時でもおろそかにすることは出来ません。
トライアスロンを始める前は、お酒をたくさん飲んでいたのですが、トライアスロンを始めてからお酒を飲む量がぐっと減りました。
なぜなら、お酒を飲むと、次の日のトレーニングが気持ちよく出来ないからです。
このようにして、日々のトレーニングを続ける中で、人の身体について、コンディショニングについて興味を持つようになりました。
サラリーマンはプロフェッショナル
そして、大学院を修了して、前職の会社に就職した頃には、コンディショニングについてすでに多くの知識を持っていました。
当時の私は、トライアスロンを中心にして生活していましたから、コンディションにはかなり気を使っていました。
ところが、会社の先輩方を見ていると、コンディショニングなんて全く考えていないような方がたくさんいました。
私はそのことに疑問を覚えました。
アマチュアの市民アスリートである私がこれだけコンディションに気を使っているのに、プロフェショナルであるはずのサラリーマンがこれほどまでにいい加減でいいのだろうかと。
サラリーマンはお金をいただいて仕事をしているわけですから、プロフェッショナルということですよね。
プロフェッショナルであるならば、仕事の質についても、常にその時のベストを尽くすことが求められるのではないかと、当時から思っていました。
会社でコンディショニングの講義をさせてくれれば、色々教えてあげられるのに!
私に講義をさせて欲しい!
そんなことを考えていたなあ、と、懐かしく思い出します。
それは、私が整体師になるずっと前の話です。
やりたかったことが出来るようになった
あれから約30年の時が経って、今、それを仕事にしようとしています。
ビジネスパーソンのコンディショニング。
人生は、やっぱり思った通りになるのだなぁと、実感しています。
でも、考えてみれば、それは当たり前のことですよね。
人生は、自分の選択の積み重ねで出来ているのですから。
その時その時で、迷いながら歩いてきたのに、結局、原点に戻って来ました。
30年前に気になっていた働く人たちのコンディショニング。
これからも、私は、ここにこだわっていきたいと思います。