こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。
事実と解釈と感情
人はそれぞれ、違う世界観を持っています。
現実に起きている物事に対して、自動的に解釈を行います。
そして、解釈に対して感情が発生します。
物事と感情の間に、必ず解釈が存在しています。
ところが、解釈は無意識のうちに自動的に行われるために、事実と解釈をセットで認識しています。
従って、事実と解釈を分けて考えるということを思いつきもしません。
うつの原因は解釈の癖である
この自動的に行われる解釈を自動思考と言って、人それぞれにパターンが決まっています。
つまり、癖があるのです。
本人がこの癖に気がつき、それを修正することができれば、生きづらかった人生が、とても楽に感じられるようになります。
そのためには、まずは、事実と解釈を分離することが大切です。
そして、事実に対してこれまでのパターンと違う解釈が出来るようになると、それに伴う感情が変わります。
うつ病が治らないのは、このパターンを変えることができていないからです。
このパターンを変えることができれば、うつ病から解放されるのです。
カウンセラーの役割とは
カウンセラーは、混同している事実と解釈を分離して、自分の癖である思考パターンに気づき、それを修正するお手伝いをするのが仕事です。
ただ単純に、話し相手になってクライアントを受容して、寄り添うだけが仕事ではありません。
クラインとが自ら、自分のパターンに気がつき、それを修正していくのをお手伝いしているのです。
この時、クラインとが自ら気がつく、というのがとても重要になります。
そのため、カウンセラーはクライアントをある方向に導いていくようなことはしません。
クライアントに対して、カウンセラーの価値観を押し付けるのは、カウンセリングの正統的なやり方ではないのです。
カウンセリングと称して、ある一定の方向に導いていくやり方は間違えています。
カウンセリングとは、本来そういうものではありません。
クライアントは、これまでも、他人の価値観を押し付けられ、そのせいで、自分の心を抑圧して、苦しい状態にあります。
この抑圧を、クライアントが自ら解放することが、真の意味で、自分らしく生きるうえで必要なことなのです。
ですから、カウンセラーが、ある価値観をクライアントに押し付けてしまうことは、問題の根本的な解決にはならないのです。
カウンセリングを気軽に受けられる社会に
日本では、残念ながら、カウンセリングが根付いていないように思います。
それは、民族的、文化的な背景からなのか、単に、理解が進んでいないからなのかはわかりません。
しかし、カウンセリングは、苦しい人生を送っている人たちにとって、ある種の力になるのは明白です。
私は、もっと気軽にカウンセリングを受けられる世の中になってもらいたいと思います。
そうして、苦しい人生から解放されて、自分らいく生きていく人が、もっともっと増えてほしいと思います。
私のカウンセリングを受けたいと思う方は、ぜひこちらのページをご覧ください。
遠くにお住まいの方でも、オンラインカウンセリングを行っています。