金の卵を産むガチョウを殺してはいけない

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こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。

金の卵を産むガチョウ

イソップ物語の金の卵を産むガチョウの話を知っていますか?

ある農夫が飼っていたいたガチョウが、ある日、金の卵を産んだんですね。
それで、その卵を市場にもっていって高く売るわけです。

そのガチョウは、その日から毎日一つずつ、金の卵を産むようになったんです。
それは農夫は毎日売りに行って、お金持ちになるんです。

ところが、一日一つしか産まないから、それ以上にはならない。
欲に目がくらんだ農夫は、ガチョウのお腹の中に沢山の卵が入っているのではないか、と思って、ガチョウの腹を割いてしまいます。

もちろん、腹の中に金の卵が詰まっているはずはなく、さらにガチョウは死んでしまうわけです。

そして農夫は、金の卵をを得ることができなくなり、また貧しい農夫に戻ってしまうというお話です。

おそらく、どこかで一度くらいは聞いたことがある話だともいます。

農夫を笑うことができない人たち

この話を聴いて、「この農夫は馬鹿だなあ」、「こんな馬鹿なやつはいないだろう。」と思いますか?
あなたは、この農夫を笑うことができるでしょうか?

私は、この話はとても示唆に富んでいると思っています。
なぜなら、現代には、この農夫と同じようなことをしている人が沢山いるからです。

それは、過労死の問題です。

この農夫を自分と捉え、ガチョウを自分の身体と捉える。
自分の身体は、まさに、金の卵を産むガチョウです。

限界を超えて金の卵を産ませようとするから、身体が壊れてしまって、金の卵を産めなくなってしまうのです。

また、農夫を経営者、ガチョウを従業員と捉えることも出来ます。
限界を超えて働かせることで、従業員のパフォーマンスは落ち、やがては金の卵を産めなくなってしまうわけです。

そう考えると、この農夫を笑えない人は、現代にもたくさんいるということです。

ガチョウの健康が大切

では、この農夫はどうすれば良かったのでしょうか。

やはり、このガチョウが一日でも長く金の卵を産んでくれるように、ガチョウの健康に気づかい、せっせとお世話をしなければいけなかったわけです。

それが、この農夫が潤うための、元も現実的な方法です。

もちろん、別の方法を思いつく人もいるでしょう。
金の卵を孵化させたら、金の卵を産むガチョウが増えるかもしれない。
そういう可能性に賭けるのもいいですね。

いずれにしても、殺してしまったのでは元も子もありません。
農夫は最悪の選択をしたのです。


ウィキペディアより

ガチョウを大切にしましょう

さて、あなたは金の卵を生むガチョウを大切にしていますか?
自分の身体を壊すような働き方をしていませんか?
従業員の健康を損なうような働き方をさせていませんか?

現代でも、この農夫を笑うことができない人たちが多いのが気になります。
そういう人を一人でも減らしていきたい。

私はそう思ってます。

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