こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。
先日、子どもたちと遊んでいた時のこと。
子どもたちというのは、小学5年生の次男、小学2年生の双子の娘の3人です。
何の話だったか忘れたけれど、小学2年生の双子の次女が、
「言い返したらいけないんだよ!」って言ったんですね。
そうしたら、長女も次男も、「そうだよ、いけないんだよ!」というではありませんか。
私はそれにとても違和感を感じて、「そう教わっているのか?」って思わず聞き返してしまいました。
ケンカを防ぐためだろうとは思うけど
確かに、誰かに悪口を言われて、悪口で返すとケンカになってしまいます。
それはいい事ではありませんよね。
往々にしてケンカというのは、そういう風に起こります。
だから、先生としては、そういうことは止めたほうが良いということを教えようとしたのだと思います。
まだ小さい彼らには、複雑なことはわからないから、とりあえずそういう教え方は致し方ないのかもしれません。
それに、そもそも、悪口を言うこと自体が悪い事であることも、ちゃんと教えていることでしょう。
そのうえで、言い返したらケンカになってしまうから、言い返すなということなんだろうとは推測されます。
確かに先生の立場としては、喧嘩になるのを防ぐことを教えるのも大切なことなのかもしれません。
でも、私が感じた違和感は、「言われっぱなしで我慢しろってこと?」という違和感です。
それはそれで、良くないのではないかと思うのです。
言い返すことは悪い事ではない
悪口を言われるというのは、自分の人権が侵害されたということです。
これが繰り返されエスカレートすると、いじめにつながりますよね。
「言い返すことは悪い事である。」という間違えたメッセージを子どもが受け取ってしまって、自分の人権が侵害されているのにもかかわらず、声を上げることができない人になってしまっては大変です。
考えすぎだと言われるかもしれないけれど、まじめな子ほど、こういう事をきちんと守ろうとします。
しかも、子どもの頃に植え付けられたこういう正解らしきものって、大人になっても心の奥底にねばりついて払しょくできないものなのです。
自分が我慢すれば、その場は丸く収まる。
そうしていつも我慢をして、ストレスを抱え込んでしまう。
そういうことを覚えてしまう危険性があります。
また、こういう考え方が、いじめ、セクハラ、パワハラの温床になっているかもしれないのです。
こういうことを教えるのは難しいかもしれないけれど、自分の人権が侵害されていると感じた時に、泣き寝入りをするのではなくてどのように主張したらいいのか、ということを粘り強く教えていく必要はあるのではないかと思うのです。
高度な判断を要求される難しい問題
このように、一見正しいと思われるようなことが、じつは後々になってその人を苦しめるということが少なくありません。
私たちは、こういうことに縛られてしまって、苦しくなっているのです。
これは、カウンセラーとしての私の経験からそう思います。
生きていくというのは、なかなか高度な判断を要求される場面が多いですよね。
人権を侵害されたときにどうすればいいのか。
この問題も、かなり高度です。
高度だからこそ、セクハラ、パワハラ、いじめの問題がこれだけ社会問題化しているわけですよね。
この高度な問題を、子どもたちにどうやって教えていくのか。
確かに一筋縄ではいかない問題です。
先生は教えるプロフェッショナルですので、こういう問題にも果敢にチャレンジしてほしいと思います。
しかし、この問題は、先生だけの問題でもありませんよね。
子育てにかかわる大人全員が知恵を絞る必要があるかもしれません。
もちろん、親である私の課題でもあります。
ただ「言い返してはいけない」というだけの指導では、ちょっと物足りないし、もう少し配慮が必要だと思います。
これをお読みのあなたにも、自分の問題として考えていただければ幸いです。
この社会から、いじめやセクハラなのど人権侵害がなくなって、みんなが気持ちよく暮らせるようになると良いですね!
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