【読書】うつ消しごはん

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

うつに効く食事法を勉強した

今日のブログも本の紹介。

精神科医の藤川徳美先生が書いた「うつ消しごはん」です。

藤川先生は、広島県廿日市(はつかいち)市で「ふじかわ心療内科クリニック」を開業されている開業医です。

日々、メンタル疾患を訴える患者さんたちと向き合ううちに、栄養不足とメンタル不調の関係性に気がつくようになります。

そこで、患者さんたちの栄養状態を調べ、食事指導をするようになってからは、患者さんたちが元気になっていくのがわかるようになって来ました。

その藤川先生が、メンタル疾患と食事の関係をわかりやすく説明しています。

やはり糖質の過剰摂取はよくない

先日、ダイエット関係の本を読んだ感想をブログに書きました。

【読書】世界最新の太らないカラダ

この本の著者は、カナダ人の医師で、2型糖尿病の専門医でした。
この中にも、肥満の原因は「糖質の過剰摂取」が問題であると書かれていましたが、
今回読んだ「うつ消しごはん」の中にも、やはり糖質の過剰摂取の話が出てきました。

藤川先生によると、カロリーは十分に取れていても、糖質に偏り過ぎているので、質的に栄養失調に陥ってる人が多いとのこと。

質的な栄養失調とは、
「糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」
の状態にあるというのです。

それが、現代人が陥る、質的な栄養失調状態だというのです。

この栄養失調を改善することで、思考が柔軟になり、ストレスを軽減させ、うつをはじめとするメンタル疾患を治したり、予防することができると、主張しています。

奇しくも、私が先日読んだ本と内容が似通っていたので、大変驚きました。

やはり、糖質の過剰摂取が、現代人に様々な健康不安をもたらしていることが分かります。

具体的な手法が明記されている

この本には、とても具体的な改善方法が詳しく書かれています。
しかし、内容はさほど専門的ではなく、誰でもすんなりと読むことができるでしょう。

藤川先生が、実際に患者さんにも進めているというサプリメントの商品名などもたくさん出てくるので、参考にしたい方にはとても良い本だと思います。

日々、患者さんと向き合い、成果を上げてきている臨床医の書いた本なので、とても説得力がありますよね。

私も、うつで何年も困っている、というような人の相談を受けることがありますので、食事内容もとても大切ですよ、という話をどんどんしなければいけないと思いました。

自分だけではなく周りの人にも勧めてほしい

現在、メンタル疾患で困っていなくても、身近に困っている人がいるとか、自分自身が、何となく不調とか、気分が優れないという自覚があるのであれば、一度、手に取ってみてください。

自分の食事を見直すきっかけになるかもしれません。

それにしても、糖質の過剰摂取は怖いですね、
健康不安の元凶と言っても良いかもしれません。