カウンセリングって面白い-セラピストのためのカウンセリングセミナー

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です!

カウンセリングセミナーを開催

昨日は、セラピストのためのカウンセリングセミナーを開催しました。

このセミナーは、全18回の予定で行っていて、昨日は13回目でした。
前半の9回は、人間の心理について学び、後半の9回は実技の練習をしています。

参加者の皆さんは、カウンセリングをする側になるのは初めてのことなので、四苦八苦しています。
それくらい、カウンセリングというのは特殊技術なのです。

カウンセリングの難しさ

相手の話を否定せず、肯定的に相手の立場に立って話を聴く。
そのためには、自分の価値観で判断せず、自分の意見を言わず、相手が言いたいことに耳を傾ける。

それでいて、クライアント本人ですら気がついていないような問題点を探り、それをあぶりだすような質問をしなければいけないわけですから、非常に高度な判断力を要するわけです。

そのためには、人の心理に対する知識と、クライアントの心理状態に対する想像力を持たなければいけない。

さらに言えば、会話は水ものですから、どちらに流れていくのかやってみなければわからないわけです。
ですから、変な予想を立てることはできないし、やってはいけない。
ましてや、会話の流れを一定の方向へ誘導するようなこともやってはいけないわけです。

これだけのことを、瞬時に判断しながら会話をしていくわけですから、まあ、すぐに出来るようになるような代物ではないのです。

実技の進め方

実技をどのように行っているかというと、まず、クライアント役とカウンセラー役を決めて、模擬カウンセリングを行います。

残りの人は、オブザーバーとしてその様子を見ています。

10分間のセッションを行った後で、カウンセラー役、クライアント役、オブザーバーのひとに感想と意見を言ってもらう。

それを、参加者全員で行うのです。

カウンセリングの醍醐味

カウンセリングをやっていて面白いのは、クライアント役の人が、自分で話しながら、自分で答えにたどり着いている場合があるということです。

カウンセラーがなにも指摘していないのに、クライアントは自己解決しているということが少なくないということです。

しゃべりながら気がつくんですね。
ああ、そうか、自分はこんなふうに思っていたのか。
ここが問題だったんだ。って。

これが、カウンセリングの面白さであり、醍醐味です。

自己解決するから、納得感が違いますよね。
だって、人から言われたことではなくて、自分で気づいたことだからです。

これは、人生相談や占いではなかなか見られない現象です。
なぜなら、人生相談や占いでは、答えを教えるのが仕事だからです。

でも、なんか違うんだよなあ、と思うことを言われたりすることもありますよね。

カウンセリングには「なんか違うんだよなあ」ということにはならないんです。その代わり、時間がかかることがあるんですね。

人生に真剣に向き合いたい人におすすめ

ですから、とりあえず答えらしきものがほしい。
誰かの意見が聞きたい。
そいう人は占いのほうが良いかもしれません。

でも、時間をかけてでも、ちゃんと自分の人生と向き合いたい。
そういう人には、やはりカウンセリングを受けることをお勧めします。

皆さんの成長が嬉しい

昨日は、参加者の皆さんが、カウンセラーらしくなってきて、そういう自己解決する場面も見ることができて、とても嬉しかったです。

遠回りかもしれないと思ったけれど、最初に人の心理についてしっかりと勉強したのが良かったのかもしれないなあ、とも思ったりしました。

そして、やっぱり人の心理は面白いと思うし、苦しんでいる人たちを一人でも多く楽にしてあげられたらいいなあ、と思います。

あと5回あるので、皆さんには頑張ってほしいですね。


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