僕が正会員として参加している、一般社団法人 働く心を大切にする経営協会が主催する、「幸福度経営」実践講座の第2回目に参加してきた。
「幸福度経営」というのは、この社団法人が掲げる理念で、社員の幸福度を上げていく経営をすることで、会社の業績を上げていこうとする経営手法のこと。
この講座は、社員の幸福度をどのようにして上げていくのかということを、実践的に学ぶというもの。
パワハラはなぜ起こるのかを考える
第2回目のテーマは「上司力」。
上司が部下に与える影響はとても大きい。
これは異論がないだろう。
そして、やはり話題に上るのはパワハラ。
なぜパワハラが起こるのか。
その原因を、上司個人だけの問題にせず、会社全体の問題として受け止め、会社全体としてこの問題を解決する必要があるということがよくわかる内容だった。
パワハラにしてもいじめにしても、その行為を行った人間をひどい奴だと責めるだけでは問題は解決しない。
なぜ、この個人がそのような行動を取るようになったのか。
その背景にメスを入れなければ、根本的な解決にはならない。
言われてみれば当たり前のことなだけれど、そこまで考えている人が果たしてどれくらいいるだろうか?
優秀な上司を育てる努力が必要
そして、会社を挙げて、優秀な上司を育てる努力が必要であるということ。
その必要性に気が付いている経営者がどの程度いるのか。
経営者が自身が、有能な上司として機能しているのだろうか。
結局、行きつくところは経営者の思想が、その会社の文化を作り、その会社の命運を握っているというところに行きつく。
この講座は、会社経営の人材戦略の大切さと難しさ、そして、一つの解決策としての「幸福度経営」の良さを教えてくれる。
日本という国を幸せな国にするためには、まずは、多くの働く人たちが幸せになる必要がある。
そのためには、日本企業が変わらなければいけない。
そして、そのカギを握っているのが経営者なのである。
社員が幸福なら業績がアップするのか
「幸福」と聴くと、どのようなイメージを持つだろうか。
なんとなく、へらへら笑いながらいい加減で楽な仕事をしているイメージを持たないだろうか?
でも、それは幸福の定義が間違っていると思う。
人が幸福感を感じる時は、何も遊んでいるときばかりではない。
自分が人生において大切にしている思いと、会社の理念があっていて、仕事にやりがいを感じ、自分が必要とされている、社会に貢献している、そういう感覚を持つことができるとき、人は幸せを感じる。
こういう感覚を、社員が感じることができるような会社であれば、社員は進んで会社に貢献しようとするし、もっと会社を良くしようと考えるし、上肢や経営者が命令しなくても、主体的に動くようになる。
このような企業風土を作ることができれば、その会社の業績が上がるということは、容易に想像ができるよね。
「幸福度経営」というのは、こういう企業風土をもつ経営を目指すものなのだ。
幸福度経営コンサルを目指そうかな
僕は整体師で産業カウンセラーだから、働く人たちの健康を守る仕事をしようと思って、この協会にかかわっているんだけれど、この講座を一通り受けたら、経営コンサルタントが出来るようになのではないかと思っている。
そんなに簡単じゃねえよ。
という声が聞こえてきそうだけれど、協会のメンバーの力を借りて、みんなで取り組めばできるようになるんじゃないだろうかと思う。
もちろん、僕の専門分野である健康を軸に考えるんだけどね。
この講座および、この協会。
まだまだ、始まったばかりの小さな協会なんだけど、志は高い。
すでに、経営コンサルや中小企業診断士、税理士、会計士、社労士などとして仕事をしている人たちにもお勧めしたいおもしろい協会である。
興味がありましたら私に連絡してください。
いつでも、ご紹介しますよ。