こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。
長男の中学受験
我が家の長男は小学6年生です。
親である私は全く考えていなかったのですが、中学受験にチャレンジして、昨日、試験を受けてきました。
私は、地元の中学校にそのまま進学してくれればいいと持っていたのです。
なにも無理をして中学受験なんてしなくてもいいのではないかと。
ところが、半年ほど前、妻が「ダメもとで受けてみたら?」と言い出したのです。
妻が言い出したことも驚いたのですが、本人が「そうだなあ、受けてみようかな~。」と言い出したのでまた驚きました。
私の感覚からすると、「別に受験なんてしなくてもそのまま中学校に行けるんだから、何もわざわざ受験なんてしなくても。。。」という感じだったのですが、本人が受けるというのを止めるわけにもいきません。
そんなわけで、彼の中学受験が始まりました。
私が勉強の面倒を見るつもりだった
はじめは、問題集を買ってきて、自分で勉強すると言っていました。
わからないところは、私が教えるということにしました。
ところが、いつになっても問題集をやる気配がない。
親としては、自分の大学受験の時のイメージがあるから、受験というのは死に物狂いで勉強しなければいけいないという感覚があります。
ところが、彼にはその経験がないわけで、おそらく、受験勉強がどういうものかわかっていなかったんでしょうね。
生活時間割を一緒に作って、この時間に勉強しようと決めても、いつの間にか弟たちと遊んだりしています。
それで妻はいつも、「勉強したのか?」と聞くわけです。
するとそこでバトルが起きる。
ということを繰り返していました。
餅は餅屋
そんな調子で、一向に受験モードに入らない長男。
12月の頭に受けた模試も散々な結果でした。
その結果を受けて、親が勉強を教えるということに限界を感じて、やはりプロに頼もうと塾に行かせることにしました。
やはり、親が教えるというのは限界があります。
同じことを言われても、親に言われるのと、第三者に言われるのでは受け止め方が違います。
さらに、塾講師は受験勉強を指導するプロフェショナルです。
教えるためのノウハウを持っているのです。
塾に行くようになってからも、彼の家でのペースは相変わらずでいつも弟と遊んでいます。
彼に話を聞くと、疲れてしまって勉強できないと言っています。
確かに、塾で集中して勉強しているのだろうし、学校の宿題はあるし、学校では卒業に向けていろいろとやることが多いらしく、その中でずっと勉強しているということな無理だったのでしょう。
しかし、親としては、家でのんびりとしている姿しか見ていないので、やはりやきもきしてしまいます。
彼はいつの間にか成長していた
そんな中で迎えた本番。
過去の模試の結果がどれも散々だったので、親としては、大して期待もせずに迎えました。
私は彼の送り迎えをしました。
受験が終わった彼を出迎えて、「どうだった?」と聞くと、「今までで(模試を3回受けました)いちばん出来た気がする。」となんだか満足そう。
聞けば、かなりの手ごたえを感じている様子です。
どんな問題が出て、どれが分からなかったとか、この問題は出来たとか、詳しく教えてくれたのですが、短期間でこれほど出来るようになっているとは思いませんでした。
さらに驚いたのは、受験が終わっても塾に行きたいと言い出したことです。
塾側としても、受験が終わってしまった後も、塾には来てほしいわけです。
それで、中学入学に備えたプログラムを用意しているのです。
「塾での勉強は楽しいか?」と聞くと、「うん、楽しい。」と一言。
そうか、勉強が楽しいと感じているのか。
それはとてもいいことだと思いました。
楽しいという感覚をこれからも大切にしてほしいと思います。
親としても、いろいろとヤキモキした彼の受験でしたが、彼にとってはいい経験になったのだと思いました。
親の知らない間に、子どもは勝手に成長しているものなのだなあと、つくづく思います。
親はいつまでも子どものことを子ども扱いしてしまいがち。
でも、彼らはどんどん成長している。
その成長を認めて、その成長に合わせて、子どもと向き合わなければいけないなあと、改めて思いました。
いい勉強になりました
それにても、親としてはひとつ、肩の荷が下りました。
子どもの受験なんて、親が受験をするわけじゃないんだから、親がヤキモキする必要はなさそうですが、やっぱり気になるんですね。
私としてもいい経験になりました。
受験の結果がどうであれ、彼にもいい経験になったようなので、良かったと思います。
結果いかんによらず、彼を讃えたいと思います。