こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
先日のブログ記事に「妄想ストレス」のことを書きました。
【妄想ストレスにご用心】
「妄想ストレス」というのは、私が勝手にそう呼んでいるストレスで、自分頭の中であれこれと妄想(想像)を膨らませて、実際に起こっていない、あるいは、起こっているかどうかわからないような事象にたいしてストレスを感じている状態を指しています。
将来に対する不安とか、周囲の評価(人の目)とか、過去の出来事にたいする後悔とか恐れ(トラウマ)とか憎しみとか怒りとか。
人々の悩みの多くが、この「妄想ストレス」に含まれるのです。
それで、先日のブログには、現実と妄想を区別して認識することが大切であると書きました。
もちろん、これはとても大切なことです。
自分の脳内で起こっていることなのか、現実に起こっていることなのかを冷静に判断することが、基本になります。
しかし、「妄想ストレス」だと頭では理解していても、どうしてもその妄想から逃れられないということもあります。
そういう時にはどうすればよいのか。
いくつかの解決策を考えてみたいと思います。
瞑想(マインドフルネス)
いま、何かと話題の瞑想(マインドフルネス)です。
瞑想は、何も考えないことだと勘違いしている方がいますが、そうではありません。
そもそも、何も考えない、などということは不可能です。
そんなことは出来るわけがないのです。
では、瞑想は何をやっているのかというと、自分の意識を、自分の呼吸、自分の身体の感覚に集中させるのです。
いま、現実に起こっていること、自分が感じている感覚に意識を集中させることで、頭の中に浮かんでくる妄想ストレスから逃れることが出来るのです。
もちろん、最初はうまくはいかないでしょう。
「いま、ここ」に集中するといっても、常にいろいろな思いが浮かんでくることでしょう。
そんな時には、それが悪いことだとジャッジするのではなく、ああ、いろんな考えが浮かんでくるなあ、ということを客観的に観察するのです。
それに気がついたら、静かに、いま現実に起こっていることに意識を戻してくるのです。
自分の呼吸やからだの感覚に、意識を戻してくるのです。
「いま、ここ」に意識を持ってくるというのは、そういうことです。
これを定期的に行うことで、自分の頭の中に浮かんでくる「妄想ストレス」から逃れられるようになります。
瞑想は、妄想ストレスから逃れるための訓練なのです。
運動(動的瞑想)
運動をしているときというのは、今、実際に自分に起こっていることに意識を集中しやすくなります。
私はランニングをすることが多いのですが、息が苦しくなったり、心拍数が上がってくると、どうしてもそちらのほうに意識が行きます。
静かに瞑想をしているときよりも、はるかに、「いま、ここ」を感じることが出来るようになります。
運動は動的瞑想といわれるのは、そのためです。
私は、若いころトライアスロンというスポーツをやっていました。
トライアスロンは、一人で、水泳、自転車、ランニングを行うスポーツです。
この三種目の中でも、特に水泳は、瞑想効果が高かったように思います。
呼吸を制限された中で、水の中という非日常的な感覚を刺激されるわけですから、余計なことを考える余裕がありません。
どんなに嫌なことがあっても、泳ぐと気分がすっきりしたのを覚えています。
文字通り、水に流していたのかもしれません。
何かに没頭する
運動に限らず、「目の前にある事に没頭すること」は妄想ストレスから逃れる良い方法です。
たとえば、創作活動。
陶芸、生け花、料理、編み物、など、一心不乱に「いま、ここ」に集中することで、妄想ストレスから逃れることが出来ます。
芸術的な活動もこれにあたりますよね。
音楽を演奏する、絵を描くのも、お茶をたてるのも、映画を見るのも、本を読むのも、妄想ストレスから逃れる良い方法です。
感謝する
妄想ストレスは、自分の頭の中が不快な思いでいっぱいになっている状態です。
そこから逃れるには、心地よい感覚をあえて思い出すという方法があります。
その代表格が、感謝日記です。
毎日、ノートに、その日の出来事のなかで、感謝できることを書き出してみるというものです。
この方法は、とても効果があります。
感謝が難しければ、良いこと日記でも良いと思います。
その日一日で、自分にとって良いことが起こったらそれをノートに書き留めてみるのです。
現実に起こっていることには、こんなにいいことがあるんだ。
ということを、意識することによって、辛い妄想から逃れることが出来るようになります。
整体を受ける
私は整体師なので、整体を受けることを強くお勧めします。
特に、私の整体は痛くなく、気持ちよさを追求したものです。
気持ちよい感覚を味わうということはとても大切なことなのです。
「いま、ここ」に気持ちよいという感覚を意識することが出来るので、妄想から逃れることが出来るようになるのです。
さらに、凝り固まった身体がほぐれることで、凝り固まった考えもほぐれます。
ココロとカラダは影響し合っているので、カラダがコリから解放されることで、ココロもコリから解放されます。
瞑想ストレスは、思考のコリなのです。
(ココロのコリ⇒心残り?)
整体を受けた後、「なんだか心も軽くなりました。」と言う方は少なくありません。
みなさん、笑顔になっていただけます。
私はこの方法が大好きです。
これによって、何回も救われてきた経験があるからこそ、整体師になったのですから。
自分の方法をみつけよう
人間の悩みのほとんどを占めるといっても過言ではない「妄想ストレス」。
そこから逃れる方法は、他にもたくさんあると思います。
もっとこんな方法もあるよー、というご意見もあるでしょう。
皆さんは、どんな方法を使って逃れていますか?
良い方法を知っている方は、コメントください。
大事なのは、自分なりの方法を持つことです。
ただ、整体師の私から言わせていただきたいことは、健康を損なうような方法はお勧めできません。
飲酒やギャンブル買い物など、依存してしまうと危険なものもたくさんあります。
それが新たなストレスを産んでしまっては、元も子もありません。
そこだけは、注意していただきたいと思います。