今年一番の収穫

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

さて、一年を振り返るシリーズが続いています(笑)

今年一番の収穫

私的には、今年一番の収穫は、かつてブログ記事「幸せな気分の理由」にも書きましたけれど、本物の「与えるマインド」がどういうものなのがわかったことです。

これが一番大きな出来事でした。

もちろん、これは私の内面での話なので、外から見てみても何もわからないことなのかもしれないのですけれど。

お金が欲しいんじゃない

ここ3年くらい、私の今後について考え抜いていて、いったい自分が目指しているのは何だろうかと、思っていたんですね。

それで、とりあえずお金が欲しいなあ。と思ったわけです。
これから子どもたちも大きくなって、学費だなんだとお金がかかる。
その前にお金が欲しいと。

それで、いくら欲しいんだと、具体化したほうがいいと言われて、じゃあとりあえず年収1500万円くらいは欲しい、ということにしました。

じゃあ、なんで1500万円なんだと。
突き詰めて考えていくと、別に1500万円じゃなくてもいいんじゃないかと。

やっぱり金額じゃないんだよなあ。
ということが解ってきた。

正直に言うと、お金が欲しいんじゃないんだなと。
お金よりも、安心が欲しい。
安心して暮らせるような環境が欲しい。

安心があればお金はさほど欲しくはない。
ということが解った。

自分はお金を欲しいとは思っていなかったんだ、ということに気が付いたわけです。

つまり、お金をモチベーションにしても自分を動かすことが出来ないことに気が付いたのです。

欲がないから動けない

若いころは、スポーツカーに乗りたいとか、世界一周したいとか、いろいろ思っていましたけれど、今の自分は、正直に言って、そういう自分が何かを手に入れるために頑張る、というモチベーションでは弱いなあ、ということを感じるようになりました。

平たく言うと、欲がないんですよ。

7月に会社を設立したまではよかったのですけれど、なんだかそこで足踏みをしてしまっていたのです。
どうして、足踏みをしてしまうのか。

結局、表面的には、年収1500万円とか、全国展開とか、大きなことを言っていても、欲がないから実感がないわけです。

でも、そのことに気が付いていなかったんですね。
今から考えれば、それはモチベーションにならなかったわけです。
欲がないから。

ある本との出会い

そんなことを考えているころに、とある本に出合ったわけです。

それが、本田晃一さんが日本一の投資家と言われた竹田和平さんから聞いた話をまとめた本「日本一の大投資家から教わった 人生でもっとも大切なこと」です。

この本で、自分のためではなくて、人のため、社会のために行動することの大切さを学んだのです。

誰かのお役に立つこと、誰かを笑顔にすること。
誰かが笑顔になったのを見て、自分が喜ぶ。
その喜びをモチベーションとして行動する。

それが「本物の与えるマインド」なんだと気が付いたときに、とても幸せな気分になった。

自分ため、自分が儲けるため、という動機では動けなかった自分も、困っている誰かのため、社会のためなら動けそうな気がしたのです。

そうか、これが「与えるマインド」か。
与えるマインドって、無茶苦茶、強力やん!

その強さに、ようやく気が付いたのです。

「自分の儲けのために、まずは与えよ」という、表面的な「与えるマインドもどき」では動けなかった自分も、本物の与えるマインドなら動ける。

そう確信したんですよ。

そこに気が付いたのが本当に大きかった。

整体師のジレンマ

あおぞら整体院を開業してから、ずっと、ここが問題だったんです。
一生懸命整体をして、その人の調子がよくなってしまうと来なくなってしまう。
来なくなると、売り上げが上がらない。

こういうジレンマを常に抱えていたんですね。

でも、私が本当に欲しいのはお金ではなくて、その人の笑顔であり、その人のお役立てたという喜びだったんです。

そのために整体師になったんです。

それなのに、お店の経営のことや生活のことを考えて、売り上げを上げることばかり考えていたわけです。

そこがズレていたんです。
だから行動できなかった。

なーんだ。
問題はそこだったか。
それが解っちゃった。

それが解ってから、いろんな行動が出来るようになったんです。

いろいろなことが楽になった

例えば、とても些細なことなんだけど、クライアントさんに「次の予約どうしますか?」って聞くのが苦しくなくなった。

そう聞くのが、そのクライアントさんのためになると思うから。

「1週間後に来てください。」
って、言うのが苦にならなくなった。
その人にとって、それがベストだと思うから。

いままで、なんとなく抵抗があったんだよね。
無理やり来させているような気がして。

もちろん、人によっては、次にいつ来てくださいって言わなくてもいい人もいるわけです。
状態のいい人や、メンテナンスとかリラクゼーションを目的にしている人には、言わなくてもいいや、と思える。

今までは、こういう人にも、「いついつ来てくださいと言わなければいけないのに、どうして自分には言えないんだろう」と自分を責めていたわけです。

でも、言わなくてよかったんだと思えるようになった。

売り上げを追いかけると見えなくなる

こういうのは、当たり前のことといえば、当たり前のことなんだけれど。

売り上げを上げようと必死になればなるほど、そこが見えなくなっている自分がいました。

で、なんとなく抵抗を感じるからできない。
出来ない自分を責める。
自分は商売に向いていないんだ。
商売が下手なんだって。

でも、与えるマインドを知ってからは、それでよかったんだと思うし、必要な人には必要だと素直に言えるようになったし、すごく楽になった。

これから始めるビジネスについても、いろいろな人に協力をお願いするわけだけれども、この時に、自分の儲けのためだというモチベーションでは、協力をお願いするに気が引ける自分がいたわけです。

でも、社会のため、困っている人のために役に立つために、その人たちを笑顔にするために、というモチベーションであれば、協力をお願いできることがわかった。

まあ、正直に言って、すごく楽になったのです。

これが、今年一番の大収穫でした。

苦しさがあったから気づけたのかも

自分ため、となると、ブレーキがかかる。
自分のことはひとまず横に置いておいて、困っている人のために、という動機で行動すると動ける。

この発見は、自分にとっては大発見でした。

全体を通して苦しい一年だったけれど、その苦しさがあったから、この気づきを得られたんだと思のです。

この感覚を忘れずに、今後の人生を歩いていきたいと思います。

自分は、生きていけるだけのお金があれば、それ以上はいらないです。
それよりも、お役に立っているという実感が欲しい。

こう書くとなんだかかっこつけているみたいだけど、本当にそう思っています。

今の気分は、悩みから解放された清々しい気分です。
ほんとに楽になった。

与えるマインド、素晴らしいです。