うつになる人は強い人です。
こんなことを言うと、
いやいや、そんなことありません。
私は自分に甘くて、根性がないから、弱いからこんなことになっているんです。
そんな声が聞こえてきそうです。
ほらほら、そうやって、自分に対してダメ出しをしているでしょう。
うつになる人は強い人
うつになる人というのは、実は強い人なんです。
うつになったということは、それだけ自分を追い込んだということです。
自分の身体が悲鳴を上げるほど、自分に対して厳しい要求を突き付けているのです。
普通の人はそこまでできないわけです。
自分の身体が壊れるまで追い込めない。
壊れる前にギブアップするわけです。
うつになる人はギブアップしない人なのです。
だから、身体が強制的にストップをかけるわけです。
そこに気がつくかどうかが、うつの苦しみから抜け出せるかどうかの分かれ道です。
常に自分にダメ出しをしている
身体が強制的にストライキを起こしている状態に陥ってもなお、
自分はダメだ、弱いからこんな病気になるんだ、こんな病気に負けてしまって情けない、ゆっくり療養なんて怠けているだけだ。
そうやって、自分にダメ出しを続けているわけです。
もういいかげん、自分をゆるしてあげてください。
頑張ったんだよね、と、その頑張りを認めてあげてください。
ちょっと、肩の力を抜こうか、って、声をかけてあげてください。
そろそろ自由になろうか、ってね。
頑張れと言われ続けてきた
私たちは、子どものころから、頑張ることが正しいことで、頑張らなければいけないと教え込まれてきました。
頑張って勉強して、少しでもランクの高い学校にいって、頑張っていい会社には行って、頑張って自分を見かぎ続けなければいけないと、どこかで思いこまされているのです。
親も、学校の先生も、会社の上司も。
みんな、頑張れ頑張れと言ってきた。
素直な人は、それを真に受けて頑張り続けるわけです。
100%じゃ飽き足らず、120%を目指してしまうわけです。
一生懸命つま先立ちで無理をして来たんです。
つま先立ちをやめましょう
でも、もう身体がついて来なくなった。
年齢的にも、つま先立ちが辛くなってきた。
そりゃあそうですよ。
そんなに長い間、頑張ってきたんですから、辛くなるのは当たり前です。
もう、つま先立ちをやめませんか。
かかとを地面につけて、肩の力を抜いて、自然体に戻りましょう。
自然体でいることを、自分に許してあげてください。
うつにならない人は、強いんじゃないんです。
もうとっくにかかとを下ろしてるか、まだうつになっていないだけか。
そのどちらかです。
かかとを下ろしてるかどうかなんて、傍から見ていてもわからないですよね。
だからいいんですよ。
あなたも、かかとを下ろしましょう。
つま先立ちをやめましょう。
つま先立ちをやめることを自分に対して許可しましょう。
頑張らなければいけないというルールはない
人生に、頑張らなければいけいないというルールはありません。
頑張らなくても、甘えても、怠けても、失敗しても、完璧じゃなくてもいいんですよ。
それでもいいんだということを、自分に対してゆるしてあげてください。
マイペースで生きていくのが、楽しい人生です。
一度きりの人生ですから、楽しい人生のほうが良いに決まっています。
どんな人生なら楽しめるのか。
肩の力を抜いて、そこを考えてみてください。
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