こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
このブログにも何度も書いていますが、私はこれから、働く人たちの健康を守るビジネスを展開しようと考えています。
そういうタイミングなので、どうしてこの仕事をするに至ったのだろうかと、その経緯を改めて思い返しています。
整体師になった表向きの理由
私が整体師になったのは、うつ病になって会社を辞めたからです。
もちろん、会社を辞める前から、人々の健康に携わる仕事をしようと考えていました。
私は、大学生の頃から、トライアスロンというスポーツにはまっていたんですね。
そこで、自分の身体を鍛えて、健康を享受するということが、とても大切なことだと思っていたのです。
トライアスロンのような個人競技で、さらに持久系のスポーツになると、どうしても自分の身体と対話することが多くなるわけです。
そうなると、当たり前のことですけれど、カラダに興味を持つようになります。
また、コンディショニングも大切になってくるので、マッサージを受けたりすることも自然にやるようになるのです。
当時の私も、月に一度くらいのペースで、マッサージを受けに行っていました。
そうして、この仕事もなかなかいい仕事だなあと思うようになっていたのです。
それがきっかけで、この仕事に興味を持つようになったのです。
今までは、以上の理由が整体師になった私の理由だと思っていました。
忘れられない出来事
でも、記憶の片隅に、別の理由があったことを思い出しました。
というか、その事実は忘れたことは無かったのですが、私が整体師になった理由ではないと思っていたのです。
でも、最近になって、あの出来事の影響はとても大きいのではないかと考えるようにりました。
私が整体師になった本当の理由がそこにあると思うのです。
それは、うつ病がほんとうに苦しかった頃のこと。
私は新宿の雑踏の中を歩いていました。
私の周りにはたくさんの人が歩いていました。
まさに、人、人、人。
人の波にのまれて歩いてるのにもかかわらず、何とも言えない孤独感を感じたのです。
平日の仕事が終わる時間帯だったので、仕事から解放された人々が家路を急いでいました。
これから飲みに行くのか、楽しげに話している人たちもたくさんいました。
自分はこんなにも重苦しい気分でいるのに、みんな楽しそうにしている。
自分のこんな苦しみなんて、誰もわからないんだろうな。
どうして自分はこんなに苦しい思いをしているのだろうか。
突然私を襲った感覚
そんなことを考えていると、ふとある考えが私の頭に浮かんできました。
これだけ人がいるんだから、私一人ぐらいいなくなっても、誰も気が付かないんだろうなと。
そう思ったとたん、なんだか自分の存在が、とても薄くなったような錯覚に襲われました。
どんどん薄くなって、消えてなくなってしまいそうな感覚です。
私は幸いにも、一番つらい時でも死にたいと持ったことは無かったのですが、この時ばかりは、自分がとてもまずい方向へ進んでいるような気がしました。
このままでは、本当に自分の存在が無くなってしまう。
そういう焦りと恐怖を感じました。
このままではまずい。
どうにかしなければ。
そう思った私は、とっさに目の前にあった整体院に飛び込みました。
そして、整体を受けるとあの消えてしまいそうな感覚は無くなっていました。
助かった。
本当にそう思いました。
そう思うくらい、とても怖い体験だったのです。
整体師になった本当の理由
私が整体師になろうと思ったのは、もしかしたら、あの経験が影響してるのかもしれないと最近になって気が付きました。
私は、かつての私と同じように、つらい思いをしている人を癒すために整体師になったのです。
本当は、心に直接アプローチをすればよいのかもしれないと思ったのですが、自分自身のうつ病が癒えないうちは、私はその重荷に耐えられないだろうと思っていました。
ですから、カラダを楽にすることによって、間接的にココロを楽にすることが出来ると思っていたのです。
もちろん、今ならそれに耐えられる自信もあるし、カウンセリングを学ぶことによって、そういうテクニックも身につけることが出来たので、心配はありません。
しかし、当時はそれを心配して、整体師になったのです。
そんな経緯があるので、整体師になる前から、心を癒すということにとても興味を持っていたのです。
最初からここを目指していたのです
私の目標は最初から変わっていないのです。
ココロ病む人のココロを癒すこと。
これが、私が整体師になった理由なのです。
これから、新しいビジネスを始めるのですが、それは新しい方向性を見出したわけではないのです。
もともと持っていた目的を思い出しただけに過ぎないのです。
私が攻略するべき本丸に、ようやくたどり着いたという感じなのです。
これまで、17年という長い間、整体師として活動してきましたが、それは仮の姿だったのかもしれません。
本当は、心を癒したかった。
でも、その自信がなかった。
それだけのことなのです。
思えば、随分と遠回りしたような気もします。
でも、私には必要な時間だったのかもしれません。
これからは、本丸に向かって突き進みます!