こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。
悲しい事件を防ぐために
目黒で起きた児童虐待事件。
5歳の女の子が覚えたての字で両親に書いた手紙が公開され、ものすごく話題になっています。
こういう悲惨な自体を何とか防ごうと、児童相談所の体制強化や、警察との連携、さらには、「怪しいと思ったらどんどん通報しましょう!」というようなことが叫ばれています。
確かに、緊急性がある場合は、そういう事(通報)もやむなしとは思うけれど、私は個人的に、なんだかますます、子育てがしにくい世の中になったなあ、という気がして、息苦しさを感じます。
目黒の事件の場合は、はたして両親がどんな心境だったのかを知る術はありません。
それはそれとして、今後解明が進むと思います。
追い込まれている親の立場で考える
しかし、一方で、子育て中に精神的に追い込まれていく親が少なくないという現状があることを考えると、はたして、通報を強化することが、そういう親を救うことになるのか。
もちろん、通報を強化することで救われる命もあると思います。
でも、親がますます追い込まれるような気分になるのでは、はたして全体として虐待事件を減らせるのかどうか。
そこは考えなければいけないのではないでしょうか。
通報だけではなくて、親を救う方法も同時に何か考えなければいけないと思います。
私には4人の子どもがいます。
子どもたちがまだ小さいころ、すでに私の両親は高齢になっていて、子どもの面倒を見てもらうなどのことはできませんでした。
妻の実家は遠いので、頼ることはできません。
私たちは、ほぼだれにも頼ることなく、しかも共働きで四人の子どもを育ててきました。
それはそれは大変な日々でした。
通報されたことがある
そんな私たちが、一度だけ通報されたことがあります。
次男がまだ小さい頃のこと。
2歳ぐらいだったと思います。
その日、次男はおたふくかぜに罹っていました。
そして、なんと私もうつってしまい、朝から一緒に家で寝ていました。
具合が悪いのか、次男は朝からずっと泣いていました。
私も具合が悪かったのですが、そんな次男の看病をしていました。
病気で泣いているわけですから、私が怒鳴ったりしたわけではありません。
そうしたら夕方になって、一人の警官がやってきました。
「こちらで子どもの泣き声がずっとしていると通報がありまして。」
と。
その警官がやってきたときには、妻も帰宅していましたし、長男も保育園から帰ってきていたので、次男は長男と遊んでいて楽しそうに笑っていました。
それを見た警官は、
「あ、笑っているなあ。大丈夫ですね。
最近、こういう通報が多いんですよ。ほとんどの場合問題ないんですけどね。」
と言って、帰っていきました。
まさか、うちが通報されるとは思っていませんでした。
いったい誰が
通報されるというのは、気分のいいものではありません。
いったい誰が通報したんだろう。
場所が特定できるというのは、きっと極めて近所の人に違いない。
あの人かな、この人かな、それともまだ話したことのない誰かかなと、いろいろと考えます。
もちろん、考えてみたところでわからないのですけれど。
でも、誰かわからないけれど、虐待を疑った人がいるという事実。
これは気分のいいものではありません。
もちろん、それで救われる子どもがいるんだから大事なことだよなと頭では思うですけれどね。
当時わが家は、そこまで追い詰められているような状況ではありませんでしたでの、その後も特に問題はありませんでしたが、親が子育てにアップアップしている状況だとしたら、その親に対してのフォローがかなり重要になると思います。
親をフォローする体制を整えてほしい
もちろん、児童相談所の職員の方々や、民生委員や警察官なども、そのあたりのことは分かった上でフォローしてくださっているんだと思います。
うちに来た警察官も、とても穏やかに紳士的に対応してくださいました。
ただ、世間に「虐待する親はひどい親で許せない!」という空気が広がるのは、今現在、自分が虐待をしていて、それがどうしても止められずに自分を責めて苦しんでいる親にとってはとても辛いことだし、ますます追い込まれてしまうのではないか、と危惧をしています。
そしてそれが、虐待をエスカレートしてしまうのであれば、本末転倒にしかならない。
子どもを救うことが大切なのはわかります。
でも、それと同じくらい、親を救うことも大事。
そういうことをきちんと考えたうえで、じゃあ、私たちに何ができるのかを考えなければいけないのではないでしょうか。
子どもは社会で育てよう
この問題は非常に難しい問題だと思います。
一気に解決できる問題ではありません。
だからこそ、「親が悪い、子どもが可哀そう」という画一的な視点だけではなく、多角的な視点で考える必要があると思います。
そもそも、子育てしにくい社会が悪いような気もします。
これが、四人の子どもを育てている私の感想です。
子連れは、どこに行っても肩身が狭い感じがします。
これでは、親が追い込まれても無理はありませんよね。
そういう空気を変えていくことも大切なように思います。
子どもは社会の宝ですから、社会全体で育てていけるようにならなければいけない。
そんな風に思うのですが、いかがでしょうか。
渕脇の施術を受ける
私の施術とカウンセリングを受けたい方は、ぜひ、東京都東大和市のあおぞら整体院にお越しください。
また、東大和市は遠い!という方は、都心でも受けられます。
カウンセリングだけなら、オンラインカウンセリングも受け付けています!
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
カウンセリングセミナー
各種セラピスト、接客業、営業職、教育に携わる人、子育て中の人向けのカウンセリングセミナーを開催しています。
お気軽にお越しください。
無料メール講座
コンディショニングの基礎が分かりやすく学べる、無料メール講座【コンディショニング基礎講座(全7回)】を用意しました。
登録すると、7日間にわたりメールが届き、コンディショニングの基礎が学べます。
また、毎週月曜日発行の、公式メルマガ【ハッピーコンディショニング通信】にも同時にお申し込みができます。
無料「コンディショニング基礎講座(全7回)」のお申込みはこちら