世界保健機関(WHO)の「健康の定義」について考える

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こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。

これをお読みのあなたは、「健康の定義」をご存知でしょうか。

健康の定義

世界保健機関(WHO)憲章には、健康の定義が以下のように書いてあります。

健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。
到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。

この文章は本当によくできていて、まさに、これが実現できれば、それこそが健康であるというのは、疑いようがありません。

肉体と精神は密接につながっているし、精神と社会は密接に関係しています。
そして、単に病気ではないということではなく、健全であること。

これはもう、至福という言っても過言ではない状態です。

世界には、社会的に病んでいる地域や国が沢山あります。
そういうところに住む人たちは、健康を享受できないということにまります。

社会が健全であることは、とても大切なことなのです。

この定義に対する疑問

しかし、この定義があまりに立派過ぎて、はたしてこの定義をすべてクリアしてる「健康な人」というのは、いったいどれくらいいるのだろうか、と思います。

健康な人はほとんどいない、夢物語なのではないか。
そんな風に思います。

個人が社会を変えるのは難しい

人は社会的動物です。
社会の影響を色濃く受けるのは仕方がない事です。

でも、一個人に社会をコントロールすることはできません。
例えば、選挙権を認められている日本においては、その一票を行使することによって、社会に対して影響を及ぼすことはできます。
しかし、その影響力は微々たるものです。

ましてや、選挙を認められていない独裁国家に住んでいる人には、社会を変えることはできません。

また、自分の周りにいる人たちに対しても、自分の意見を述べたり、接し方を変えることによって、多少の影響を与えることはできても、自分の思うようにコントロールすることはできません。

社会全体のことを考えることは大切ですけれど、そのことばかりに気を取られていては、自分の心身を健全に保つことはなかなか難しいのです。

まずは、自分が自分の健康のために何が出来るのかを考えて、それを実行していくことからしか、変えるていくことはできません。

完全な健康などあり得るのか?

また、人は老います。
これは避けられません。

老いるにしたがって、肉体的に色々な問題を抱えるようになります。
これは避けようがありません。

また、生まれながらに、障害を背負っている人もたくさんいます。

この定義には、「完全な」という文言が入っています。
しかし、「完全」などということがありうるのか。
そこが、はなはだ疑問です。

これは定義ではなく目指すべきビジョン

多くの人は不完全な健康状態ながらも、懸命に生きています。
その不完全な状態を、より良いものにするにはどうすればいいか、ということを考えなければいけないのではないでしょうか。

もちろん、その行きつく先には、「完全な」健康があるのでしょうけれども。

従って、この健康の定義は、WHOが目指すところの旗印、ビジョンだということです。
実際は、そこに向かうためには何をすればいいのか、ということを考えることが大切なのです。

それを考え、伝えることが、WHOのミッションなのです。

このブログで伝えたいこと

このブログで伝えたいことは、この理想的なビジョンに向かうためには、私たち個人は何をすればいいのか、という部分です。

このビジョンを「健康の定義」にしてしまうと、ほとんどの人が不健康になってしまうと思います。
大切なのは、ここを目指すには何をすればいいのかということ。

そのヒントを、このブログでどんどん伝えていきたい。
私はそう思っているのです。

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