親を尊敬できない自分を責めてはいけない-親子の関係は難しい

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です!

親子の関係で悩む人は多い

カウンセリングをしていると、親子の関係で悩んでいる人がじつに多いなって思う。

僕がうつ病になったのも、そこに原因があった(と思ってる)わけだし。
親が子どもに与える影響って、本当に大きいということを実感する。

もちろん、その関係はケースバイケースで、一般化して語ることはできないと思うんだ。

だけど、とかくこういう問題は一般化されやすい。
一般論として語られやすいんだよね。
美しい親子の愛情物語みたいのも溢れているからね。

儒教の影響

この前のスタイリッシュエイジングクラブでも話題に上ったんだけど、「親を敬い感謝すべきだ」とか「親孝行をしなければいけない」という風潮ってあるよね。

これは、多分に儒教の影響を受けている思想だと僕は思っている。

もちろん、戦前の天皇制や家長制度を受けた「教育勅語」の影響も色濃く残っている。
「教育勅語」自体が儒教の影響を受けているからね。

だから僕は、親の問題で苦しんでいる人には、「親を敬う必要なんてない」と言っているんだ。
親の期待に応える必要もないし。

もちろん、自分を育ててくれた親だから、親に対して感謝の念とか、思慕の感情とか、湧いてくるのが当たり前だとは思うんだけれど、残念ながらそういう感情が湧いてこないという事実を受け止める必要がある。

そして、それはどうしてなのか、を考える必要がある。

自分を責めてはいけない

この問題は一筋縄ではいかない。

自分のわがままかもしれない。
自分の受け止め方の問題かもしれない。
それとも、親がひどい親だったのかもしれない。

それこそ、ケースバイケースなので、一般論に落とし込むことはできない。

でもね、自分が親を敬うことができないという事実をもって、自分を責めてはいけない。

そのことだけは、ここに明記しておきたい。

諦めることも大切

本当は、異常豊かに育てられたかった。
円満な家庭に生まれたかった。

そういう気持ちは痛いほどわかる。

でも、あなたの家庭が残念ながらそうじゃなかったとしたら、その事実は事実として受け止めて、諦めて、自分を幸せにすることに注力したほうが良い。

親子の問題は難しいんだよ。
人生の大きな問題なんだ。

そして、誰でもその問題から逃れられない。

なにごともそうなんだけど、現実を受け入れて、対策を考える。
それしかないんだよね。
親子の問題もそうなんだ。

この問題は、たくさん書きたいことがある。
これからも少しずつ書いていくね。