ねえ、仕事、楽しい?

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です!

自分の見ている世界がすべてじゃない

人はとかく、自分の知っている世界のことしか考えない。
例えば、家庭とか、学校とか、会社とか、もっというと日本とかね。

でも、必ず、その世界の外側にも、自分の知らない世界が広がっている。
その世界のことを常に意識して、想像してみるということはとても大切だ。

本質をつくシンプルな質問

僕がサラリーマンだった頃のこと。
自分の大好きな分野で活躍していた、高校時代の同級生の女の子に会ったんだ。

彼女は当時、自分の仕事について悩んでいたんだよね。
大好きな分野で大活躍しているのは知っていたからとても意外だったんだけど、まあ、その相談というか、苦しい胸の内を聴いてあげていたわけ。

その時にふと、彼女が僕にこう言ったんだよね。

「ねえ、仕事、楽しい?」

凄くシンプルで、ストレートな質問だよね。
この質問が、後に僕をうつ病へといざなうことになるんだけどね(苦笑

心に届かなかった言葉

その時に、僕がなんて答えたかというと、

「楽しい仕事もあるけど、そうでない仕事もある。仕事ってそんなもんじゃないかなあ。」

それに対して、彼女は、
「ふ~ん。」って言ったきり、空(くう)を見ていた、というか目が泳いでいたというか。

要するに、彼女の心に届くような言葉ではなかったということ。
そして、それよりも何よりも、自分の心にも届かなかった。

ああ、俺はこうやって、自分を納得させてきたんだ。
そのことがはっきりわかっちゃた。

だって、彼女はそれまで、大好きな仕事で大活躍していたんだよ。
その人を前にして、あの答えはないよね。

一言、「仕事、大好きだよ!」って言って、笑いたかった。
心からそう思った。
そういう生き方がしたいと思ったんだ。

自分の知らない世界を想像する

きっと、世の中の8割の人が、この時の僕のような答えをするだろう。
そう思って、僕は自分に言い聞かせていたんだよね。
仕事って、そんなもんじゃないの?って。

でも、この時に思ったんだ、8割の人が自分と同じということは、残りの2割の人はどうなんだろうかって。
仕事が面白くて、楽しくて、やり甲斐を感じていて、イキイキと生きているんじゃないだろうかって。

じゃあ、なんで僕は、そっちの2割の人の仲間入りをしようとしないんだろうか?
多くの人と同じようにしなければいけないというルールがあるわけじゃない。
ただ、自分を納得させるために、自分は多くの人と同じだからこれでいいんだって思ってるだけだったんだ。

きっと、多くの人がこういうパターンにはまっていると思うんだよね。
自分が生きている世界の外側が想像できていないんだ。

いろんな人と話をしてみよう

僕のこのケースだって、シンプルな質問をぶつけてきた彼女が、僕が住んでいる世界の外側の人間だったから、彼女の反応が薄かったから、僕はある種の気づきを得たんだ。

これが、同じ世界の住人だったら、
「だよね~!仕事ってそんなもんだよね!」
という反応になって、「自分が自分を納得させていた」なんてことに気がつかなかったかもしれない。

だからね、自分の住んでいる世界の外側にいる人間と話をしてみるとか、そういう人の言葉に触れる、そして想像してみる、ってことがとても大切なんだ。

自分の視野を広げることと、自分の事を客観的に見るということ。
世の中にはいろいろな考え方があって、いろんな世界があるということ。

いろんな世界がある中で、自分はどうして今の世界の住人になったんだろうかって考えてみると、自分の事もよくわかるんだよね。

仕事が楽しくて仕方がない。
世の中にはそういう人が沢山いるんだ。

もちろん、仕事だけじゃないよね。
子育てが楽しくて仕方がないとか、人生が楽しくして仕方がないとか、充実しているとか、そういう人って沢山いるんだよ。

そういう人たちの話を聴くって、とても大切なんだ。

だから、自分の知らない世界に興味を持ってほしい。
狭い世界の住人にならないでほしい。

たった一度の人生なんだから、面白おかしく生きていきたいよね。