こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。
虐待や体罰はタブー
教育の世界では、体罰や虐待がタブー視されているのは、もはや当たり前のことになっています。
しかし、私は偉そうなことは言えません。
なぜなら、私の子どもが小さいころ、手を上げたことがあるからです。
小さな子どもは、話してもわからないし、いうことを聞かないことがあります。
親が話していることが理解できないこともあるでしょうし、自分の衝動を抑えられないこともあるのでしょう。
当然、親の言う通りにはなりません。
とはいえ、社会生活上、絶対にやってはいけないこともありますよね。
他人を傷つけたり、人のものを取ったり、壊したり、道路に飛び出したり。
そういうことは、何とかしていうことを聞かせなければいけないない。
ある程度、きつく言わなければいけないこともあります。
しかし、今から振り返ってみて、じゃあ、自分は冷静だったか、と言われればそうでもありません。
やっぱり、かっとなってつい手が出てしまった、というのが本音でしょう。
つまり、暴力で相手を支配しようとした。
その衝動を抑えられなかった、ということ。
虐待と言われても、仕方がありません。
大声を上げる、威嚇するのは暴力と同じ
「かっとなってついやってしまった。」
ということは、もちろんあります。
そういう事も、人間なのでありますよね。
その人のためにあえて厳しいことを言ったんだ。
愛の鞭だ。
という言い分もあるでしょう。
でも、よくよくその時の心理状態を考えてみると、その根底にあるのはやはり、相手をコントロールしたいという欲求です。
その衝動が湧いてきたときに、大声が出たり手が出たりします。
相手が自分の言うとおりにならない。
自分が思っているように動かない。
そのことが許せないのです。
自分を尊重しない。
馬鹿にしている。
なども、「思うように動かない。」に含まれます。
結局、暴力を使って、脅しを使って相手を自分の思うようにコントロールしたいという欲求の表れなわけです。
長期的には逆効果
もちろん、短期的にはある程度の効果らしきものが得られることがあります。
相手は、威嚇されれば、その状態を回避しようと、一時的に言うことを聞いておいたほうが良いと判断するからです。
しかし、そういう暴力的なマネジメントをしていると、相手は常にこちらの顔色をうかがうようになります。
そうなると、自分で考えて、自分で判断して、自分で行動するということをしなくなってしまいます。
これは、教育上とてもまずいことになります。
相手が子どもであった場合、その子の自主性が育まれず、自信を失わせる結果になり、その子の才能の目を摘んでしまう可能性があります。
また、仕事上の部下であれば、指示待ち人間になってしまいます。
そして、どちらも、うつ病をはじめとする精神疾患の原因になります。
つまり、その人の持っている才能をつぶす可能性があるということ。
これは、最悪の教育方法、マネジメント法なのです。
成長には時間がかかる
人を育てるというのは、根気が必要です。
すぐに結果が出るということはありません。
本当にその人のためを思って、その人の持ってる潜在能力を引き出そうとするならば、根気よく寄り添い続けることが必要なのです。
その人の持っている潜在能力を十分に発揮できるようにしていくことが、人を育てる立場にいる人間の務めなのではないでしょうか。
そのためには、恫喝で一時的に言うことを聞かせるというのは、その対極にある方法であると言えるのです。
パワハラは虐待です
こう考えると、パワハラと虐待は同じです。
虐待もパワハラも、教育方法としては最悪です。
恫喝することでしか部下を教育できないのであれば、マネージャーとして失格です。
もっと言うと、パワハラは暴力ですから、人間としても失格と言っていいかもしれません。
部下は上司の人間性についてきます。
人間性を磨くことが、良いマネジメントをする条件です。
人間失格の人には、良いマネジメントができるはずがありませんよね。
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