終戦記念日に思う-戦争を二度と起こさないために

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こんにちは。
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です。

昨日は終戦記念日でしたね。
普段、このブログでは、政治的なことは書かないようにしているのですけれど、終戦にあたっては、やはりいろいろと思うところがあるので、書いても良いよね。

ノモンハン事件についてのドキュメンタリーを見た

昨日、NHKスペシャルを見ました。
NHKスペシャル「ノモンハン 責任なき戦い」

ノモンハン事件は1939年に勃発した、満州国とモンゴル人民共和国の国境を巡る争いで、実質上、日本とソビエト連邦との間に起こった戦争です。

当時の指揮官や参謀本部の証言を録音したテープを検証し、いったい何が起こっていたのかをまとめた番組でした。

当時の陸軍内の命令系統が不明瞭であった点や、ソ連を見くびってはいけないという忠告を無視して、相手の戦力を詳しく分析することなく強硬な姿勢で戦いにと突入していった経緯や、甚大な打撃を受けた責任を現場に押し付けて自分たちはその責任を逃れようとした上層部の動きなどが、克明に描かれていました。

一部の人間が多くの人間の命を握っている

戦争というのは、国家が始めること。
国家と言っても、その決定権を握っている一部の人間たちが始めることである、ということを改めて考えさせられました。

その、決定権を握っている人たちが判断を間違えた場合、多くの兵士たちが悲惨な戦いの中に放り込まれ、命を落とすことになるわけです。

さらに、その戦いを決定する人たちは、決して戦場には赴かない。
人間が人間を駒のように扱い、人の命を軽んじているという当時の空気感が、暗澹たる気持ちにさせられました。

人間の命は平等であるはずだと、私は思います。
一部の人間が、他の人たちの命を軽く扱っていいはずがありません。

自分の国が一番怖い

国の中枢にいる人たちは、そのことを忘れてしまいがちなのです。
おそらく、権力というものを手に入れると、自分は強大な力を持った特別な人間であると、勘違いをしてしまうのでしょう。
そのような勘違いをしてしまうような人に、国の統治を任せてしまってはいけないのです。

私は、戦争で最も恐ろしいのは、自分の国だと思います。
自分の国が、私たちの命を自由にできてしまうような法律を作ってしまったら、それに逆らうことができなくなってしまいます。
それが最も怖い事である、と私は思います。

日本も、戦時中は赤紙一つで召集され、激戦地に放り込まれたわけです。
それを断る術はなかったわけです。
そして、ノモンハン事件に見るように、無謀な作戦でもそれに参加しなければならなかった。
これはとても怖い話なのです。

選挙権とは自分をまもる権利

そのような事態を避けるために、自分たちの国を任せる人たちをしっかりと選ばなければいけない。

無責任なことをしない人。
権力の誘惑に負けない人。
人の命を軽く扱わない人。

そういう人を選ばななければいけない。

もし、自分たちが選んだ人が、権力の誘惑負けてしまったら、のらりくらりと責任逃れを始めてしまったら、しっかりと批判して、次の選挙では選ばないようにしなければいけない。

そのために、私たちには選挙権があるのです。
選挙権は、私たちの暮らしを守るために与えられた権利なのです。

権力の誘惑に負けない人を選ばなければいけない

権力の誘惑は、人の感覚をおかしくするものなのです。
それに負けてしまうようではダメなのです。

昨日のNHKスペシャルを見て、権力を持った人たちの、その無責任な態度に情けなくなりました。
そして、その無責任な態度は、今も、日本のあちこちで見ることができます。

これは、日本人の特性なのか、それとも、人間に普遍的にあるものなのか。
それはわかりません。

けれど、選挙権を持つ私たちは、それを行使することで、政治家の無責任な態度をジャッジでいる立場にいます。

結局、私たちが無関心でいることが、政治家の慢心を生み、めぐり巡って自分たちの首を絞める結果になるのです。
そのことを、歴史は教訓として教えてくれているのだと思います。

そして、今、まさに国民の無関心が危機的な状況になっていると私は思っています。
昨日の番組を見て、改めてそう思いました。

私たちが変われば政治が変わる

政治は誰がやっても同じではありません。
私たちが関心を持つことで、政治は変わっていきます。

なぜなら、政治家は私たちの票が無ければ、政治家ではいられないからです。
政治家は私たちのことをいつも気にかけています。
私たちが変われば、政治家は変わらざるを得ません。

終戦記念日の昨日、あらためてそんなことを考えました。

この問題は、とても大切ですよね。
1人1人が、きちんと向き合わなければいけない問題です。

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