ダイエットは引っ越しに似ている

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

ダイエットと引越しの共通点

今日のタイトル。
さっきふと思ったんだ。

ダイエットって、引っ越しに似ているなと。

デブの国から、ヤセの国への引っ越しなんだよね。

引っ越しなんだから、デブの国には戻れないわけだよ。
デブの国に有った、あのパラダイスには戻れない。
たまに旅行がてら、自分がかつて住んでいた懐かしい国を訪れることはあるかもしれないけど、そんなに頻繁に行くことはできない。

ヤセの国にも楽しいものはある。
ヤセの国の人たちの楽しみ方に馴染んでしまえばいいわけだ。
郷に入っては郷に従えということ。

やがて、時が経てば、デブの国のパラダイスのことは、遠い記憶のなかの懐かしい思い出に変わる。
そうなったときに、ほんとうにヤセの国の住人になれるのだ。

実際に引っ越して2年が経つ

いや、なんでこんなことを思ったかと言えば、私は2年前に引っ越したからだ。

今は実家に戻ってきているんだけど、その前は、18年間、東大和市の多摩湖という貯水池のそばに住んでいた。

多摩湖まで近いので、自然が豊富で本当に住みやすい場所だった。
多摩湖畔の公園などは、木々が生い茂ってちょっとした森みたいだった。
子どもたちを育てるのには最高の場所。

車でちょっと出れば、大型のスーパーやショッピングモール、レストランなどが沢山あって、しかもどれも敷地が広いので駐車場も広くてゆったりと過ごせるのだ。

2年前に実家に引っ越してきて強く感じたのは、18年暮らしたあの場所の良さだった。

今のこの場所も、近所に公園が多くて緑も多いのだけれど、多摩湖には比べ物にならないくらいしょぼい。
スーパーやショッピングモールの規模も小さいし、駐車場も狭くて何となく窮屈な感じがする。

ああ、多摩湖はやっぱりすごかった。
東大和は本当に住みやすかった。

そんな事ばかり考えていたんだよね。

でも、2年経ってみて、いつまでもそんなことを考えてみても仕方がないので、近所をいろいろと研究するようになってきた。

あ、あそこにこんなお店があるんだ。
ここにもこんなのがある。

東大和市に比べて、都心が近いのも良い。

ランニングコースも、何となくパターンが出来てきた。
そうやって徐々にこの土地に慣れていくのだ。

デブの国からヤセの国への引っ越し

ダイエットもこの感覚に似ているなあ。
そんな風に思うんだよね。

デブの国では、飲みに行ったときにラーメンを食べるのが当たり前だった。
食事の後には「甘いものは別腹だ!」といってデザートを食べるのが定番だった。

テレビを見ながらお菓子を食べ、お風呂上りにはアイスを食べ、晩酌をしながら夕食をお腹いいっぱい食べる。

運動はメンドクサイし、怪我をしたらイヤだからと言い訳をしてやらず、休日はゴロゴロのんびりと過ごす。

ああ、パラダイスだったなあ。

でも、もう引っ越しをしてしまったんだ。
僕はヤセの国の住人になったんだ。

ここには、食後のデザートも飲んだ後のラーメンもない。
風呂上がりのアイスも、テレビを見る時のお菓子もない。

でも、その代わりに、健康的で美味しい食事と、腹八分の快適さと、運動の爽快感があるじゃないか。

なによりも身体が軽い。
お酒を飲まないから二日酔いもない。
満腹の苦しさも胃もたれもない。
早く寝るから体調もいい。
そして、こころなしか仕事のストレスも軽い気がするし、いいアイデアも浮かんでくる。

さらに、洋服選びが楽しいし、鏡に映った自分を見るのが嬉しい。
そして、自分に自信が持てるようになった。

デブの国のパラダイスはもうないけど、ヤセの国には別のパラダイスがあった。
そのことに気がつかなかっただけなんだ。

デブの国での出来事は、どんどん過去の記憶になっていく。
引っ越した直後は帰りたくてたまらなかったけれど、今ではもう遠い記憶になってしまった。

ヤセの国の生活にようやく馴染んできたような気がする。
こうやってだんだんと、この国の住人になっていくんだ。

ダイエットにチャレンジする人へ

とまあ、こんなことをぼんやりと思った、という次第です。
そんなわけで、ダイエットは引っ越しに似ているな、と思ったわけ。

ダイエットに取り組んでいる人、これから取り組もうと思っている人。
引っ越しだと思って頑張ってください!

これが、一時的な旅行だと思うとリバウンドするよ。

一時的にヤセの国に来ている。
でも、私のホームタウンはデブの国。

この感覚では、絶対に元に戻る。
だって、デブの国に戻ったらそうなるに決まっているんだから。

リバウンドしたくないのなら引っ越ししなくちゃだめだ。
家を売り払い、荷物も全部引き上げてくるのだ。
ヤセの国を終の棲家にして、ここに骨を埋めるのだ。
そういう気持ちでいないとダメなんだよ。

たまに旅行をするのはいいよ。
デブの国へ。

ああ、懐かしい。
こうやって、苦しくなるまで食べていたなあ、あの頃は。
ってね。

でも、自分はヤセの国の住人なんだって意識を持たないとね。

そう意味でも、ダイエットは引っ越しなんだよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする