こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。
毎日ブログを書き続け、すでに650以上も記事を書いて来たのに、私の本来の専門である整体のことを書いた記事がとても少ないなあ、ということに思い至りました。
もう一つの専門である、心理の話は多いのにね。
そんなわけで、身体の話も少しずつ書いていこうかなあと思います。
私のこだわり
私がこの整体の世界に入ってから、もうかれこれ、18年になろうとしています。
東京都の東大和市にあおぞら整体院を開業したのが、2003年の12月4日。
明後日で14周年を迎えます。
この業界を志してからずっと、私にはこだわりがあります。
それは、痛くない優しい施術です。
ずっと、それを追及して来ました。
本能に従うということ
身体は常に、様々なサインを出しています。
痛みというのは、警告のサインです。
それなのに、「痛いくらいのほうが効果が出る」という考えを持っている人がいます。
「良薬は口に苦し」という言葉に似ているのですが、「苦い」も警告のサインです。
この食べ物はやばいぞ、というサインです。
つまり、毒である可能性が高い。
それを知らしめているのです。
人間がまだまだ、野生動物に近かった頃。
知識を持たない人間が「痛い」とか「苦い」という感覚を歓迎しただろうか。
あるいは、人間以外の動物が、「痛い」「苦い」を歓迎するだろうか。
おそらくは、そういうものからはなるべく離れようとするのが本能なのです。
それは、生命体として生き延びるために本来持っている能力なのではないでしょうか。
ところが、人間は大脳が発達して、いろいろな知識を蓄えるようになった。
もちろん、それは素晴らしい事なのだけれど、本能を軽視して知識を重視するようになった。
つまり、頭(知識)が身体(本能)をコントロールするようになったのです。
そして、「荒療治」とか「良薬は口に苦し」とか、そういう言葉を信じるようになり、本来なら身体に悪いような行為を受け入れるようなことになったのだと思っています。
もちろん、すべての痛いことが無意味だと言っているわけではありませんが、危険であることには間違いはないのです。
一歩間違えば逆効果になる。
自分の身体を痛めつける結果になる。
リスクが高い行為であることは、間違いがありません。
そして、「気持ちがいい」ということを本能的に求めるのです。
それが、結果的に身体が求めていることなのです。
今の自分に何が必要なのか、身体はよく知っているのです。
そうでなければ、生命体である自分の命を守っていくことは出来なかったはずなのです。
弱い刺激でも整体は出来る
整体というと、整体師が強い力でバキバキと関節を鳴らして、骨格を調整していくイメージがあります。
テレビなどでそういうシーンをを放送しますよね。
そして、体験レポートをしている人たちが、苦悶のリアクションをする。
でもあれば、テレビ的においしい画像を求めているからであって、わざわざ痛い施術を売りにしているところに行って、さらにリポーターがオーバーリアクションをしているにほかなりません。
人間の身体は、もっと繊細にできてきます。
私たちが扱っているのは、粘土でも人形でも機械でもなく、生き物です。
生き物の身体は、何らかの刺激を刺激として感知して、それに対して何らかの反応を示します。
オジギソウという植物をご存知でしょうか。
ちょっと触れただけで、広げた葉っぱがシューっと閉じていくあの植物です。
生き物の身体というのは、あれくらい敏感に反応します。
実際に、人間の身体は、軽く触れているだけで変化を起こします。
ただ触っているだけで、筋肉はどんどん緩んでいきます。
骨を少しずらしただけで、身体が反応して勝手に矯正されていきます。
自分から反応して、自らの緊張を解いていくのです。
私はずっと、そういう整体方法を追求してきました。
痛くないので心身共にリラックスできる
痛い施術や怖さを伴う施術というのは、どうしても構えてしまいます。
心理的にも肉体的にも緊張を強いられます。
特に、私は、心理的に疲れている人たちを癒したいという思いが強いので、心理的に緊張をしてしまうようなことはしたくありません。
心と身体は連動しているので、心がリラックスしている状態のほうが、身体がゆるみやすいのです。
そう考えると、痛い施術や怖い施術よりも、気持ちよく安心して受けられる施術のほうが良いと考えているのです。
整体にもいろいろな方法があり、整体師によっていろいろな考え方があります。
もちろん、痛い施術でも結果を出している先生は沢山いらっしゃいます。
ですから、ここで書いたことが正しいというつもりはありません。
しかし、これが私の考えていることなのです。
私は、整体に限らず、心身に優しいということが好きなのです。
そういう整体師でありたいし、だからカウンセリングしているのです。
私は優しい刺激が好きなのです。