新元号「令和」についての所感-気持ちよく生活するための解釈

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新元号が発表されました

昨日、5月から始まる新しい元号が発表されましたね。
その元号は「令和(れいわ)」です。

出典は、万葉集に収められている歌からとのこと。

「令」は「令月(れいげつ)」、「和」は「風和(ふうわ)」。
「令月」は、良い月、めでたい月という意味で、「風和」はやわらかな風という意味とのことですね。

史上初めて日本の古典からとった、とのことで、とても日本らしい言葉になっていると思います。

初春の令月にして
気淑く風和らぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後の香を薫らす (『万葉集』梅花の歌)

スッキリとした印象

最初に聞いたときは、とてもスッキリとした、清々しい印象を受けました。

もともとが万葉集の「梅花の歌」ということで、季節的には2月から3月にかけての季節、凛とした冷たい空気の中に咲く梅の花の清々しさと、春が近く風が和らいでくる喜びが表れているのだろうと思います。

今の日本の現状が、余り良い状態ではないので、これから明るい希望のある季節にがやってくることを予感させるような意味にも取れますよね。

そう解釈すると、とても良い元号だと思います。

冷たい響きでもある

しかし、それと同時に冷たい印象もありますね。

「令(れい)」という響きと文字は「冷」を連想させます。

もちろん、梅の花が咲く季節は、まだまだ寒い時期です。
そういうイメージも相まって、冷たい感じがするのも事実です。

それを、冷たいととるか、スッキリと清々しいととるか、というのは、受け取る人の感性の違いでしょう。

どうせなら、スッキリとして清々しい、と受け取りたいと私は思いますけれど。

深読みはしたくない

ネット上には、いろいろな意見がありますね。

「令」は「命令」の「令」なので、

「国の命令をよく聞いて、和を乱さずに黙って従え」ということだ!

などと、深読みというか、うがった見方をする向きもあります。

しかし、そのような深読みをしたところで、自分の気分がよくないだけなので、そういうことをする必要はないと思います。

物事は良いように解釈すればいい。
自分が気持ちよく過ごせるようにすればいいのです。

だから私は、素直に、出典の歌のイメージそのままに受け止めたいと思います。

清々しい空気の中に、未来への希望が見えるようなイメージですね。

私たちが社会を作っていく

これからの日本の社会を作っていくのは、私たち一人一人です。
そういう意識が、私たちには欠如しているように思います。

政治家や政府や国が作っていくのではありません。
日本は民主主義の国ですから、社会を作っていくのは私たちです。

じゃあ、私たちは何をすればいいのでしょうか。

まずは、自分が出来ることから始めましょう。

自分を大切にする。
自分の身近な人を大切にする。
ご縁のあった人を大切にする。

一人ひとりが、そういうことを積み上げていったその先に、住みやすい社会や国ができあがるのです。

はじめの一歩は自分から変えていきましょう!