歳を重ねるごとに「粋」になっていく

スタイリッシュエイジングというのは「粋に生きる」事だと、このブログの記事に以前にも書きました。

「粋」という言葉には、
「気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。」
「人情の機微、特に男女関係についてよく理解しえいること。また、そのさま。」
という意味があります。

このうち、「気質がさっぱりとしてあかぬけしている」とか「人情の機微についてよく理解している」というのは、ココロのありようを表しています。
「態度・身なり」については、カラダのありようを示していると言えます。
「色気」に関しては、なかなか難しいところですが、ココロとカラダ、その両面から醸し出されるものではないでしょうか。

つまり、「スタイリッシュ」「粋」とは、ただ単に外見が洗練されているだけではなく、内面的も洗練されているということを表しています。

「粋」の反対語は、「無粋(ぶすい)」や「野暮(やぼ)」が相当します。

goo辞書によると

ぶ-すい【無粋/不粋】
「名・形動」世態・人情、特に男女の間の微妙なやり取りに通じていないこと。また、そのさま。あそびのわからないさま、面白みのないさまなどにもいう。やぼ。

やぼ【やぼ】
「名・形動」《語源未詳。「野暮」は当て字》
1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、その人やさま。無粋(ぶすい)。
2 言動や趣味などが、洗練されていないこと。無風流なこと。また、その人やさま。無骨。
3 遊里の事情に通じないこと。また、その人や、そのさま。

とあります。

この、「無粋」や「野暮」の意味を見ると、これはココロのありようを表しています。
とくに私が気になるのは、「人情の機微に通じないこと。」「わからず屋で融通のきかないこと。」「あそびのわからないさま、面白みのないさまなどにもいう。」というところです。

人情の機微に通じていれば、人間関係のトラブルを回避することや、それこそ「無粋」な人の言動に、必要以上に傷つけられることも無いでしょう。
融通がきく柔軟性を持っていれば、無用な争いを引き起こすこともないでしょう。
あそびやユーモアをわかっていれば、周りの人を楽しませることもできるでしょう。

こういう人は、精神的なストレスも少なく、ココロを病むこともないと思います。

つまり、スタイリッシュとは、外見的に洗練されているだけではなく、内面的にも洗練されていることを表しているのです。

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この「洗練されている」という状態。
とくに、内面的に、という事になると、やはりそれ相応の人生経験が必要になります。

歳を重ねていくと、確かに外見的には衰えてくる部分もあるでしょう。
しわが増え、髪が白くなり、姿勢も悪くなってきます。

しかし、内面的にはどんどん磨き上げられて、洗練されていくのではないでしょうか。
そして、磨き続けることは可能だと思うのです。

もちろん、外見的にも、歳相応の「スタイリッシュ」を追求することは可能です。

そう考えると、人はいくつになっても「スタイリッシュ」で「粋」でいることは出来るし、むしろ、年齢を重ねるほどに「粋」になっていくことが出来るのです。

歳を重ねるということは、衰えていくことではありません。
むしろ、どんどん磨き上げられて、粋な人になっていくことなのです。
歳を重ねるという事は、そういう事なのです。

これから超高齢化社会になっていく日本。
粋な人が増えていく、成熟した素敵な社会になっていくと思うと、それはそれで、楽しみだと思いませんか。