減点法と加点法

こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

減点法

私たちは子どものころからたくさんのテストを受けてきています。
小学校では頻繁にテストがありますし、中学に入れば中間テスト、期末テストがあります。
さらに、青年時代の試練といえば高校受験、大学受験でしょう。
小さい子どものころから、いったいどれだけのテストを受けてきたのでしょうか。
我ながら、当時の自分に対して、大変だったね、と褒めてあげたいですね(笑

多くの人は意識していないかもしれませんが、学生時代に受けるテストというのは、ほとんどすべて「減点法」で採点されます。

減点法というのは、満点が決まっていて、間違えると減点されて行き、減点が少ないほうが良い成績を収める、という採点方法です。

ほとんどの方は、それって当たり前過ぎて、あまり考えたことがないのではないかと思うほど、私たちにはなじみの採点方法となっています。

減点法の落とし穴

しかし、この方法にはとんでもない欠点があると、私は思っているのです。
この採点方法だと、自分が出来なかったところ、苦手な科目に意識が行ってしまって、出来た問題、得意な科目に意識が行きにくいという問題があります。

たとえば、数学がものすごく得意な人がいたとします。しかし、どんなに得意でも、満点以上の成績をとることは出来ません。
そうなると、特に受験対策などでは、苦手科目克服に時間を費やすことになりますよね。

自分の欠点が気になって自信を失う人が増える原因を作っているのは、この減点法にあるのではないかと私は考えています。

さらに、苦手科目を克服するための勉強というのは苦痛を伴います。
得意科目なら楽しく勉強が出来ても、苦手科目は辛いものですよね。
このために、勉強は辛くてもやらなければいけないもの、とか、少々辛くても、苦手を克服しなければいけない、という思考が刷り込まれてしまう可能性があります。

社会に出たら加点法で評価される

このように、学生時代は苦手を克服することが大事なのですが、社会に出ると状況は変わってきます。

社会においては、自分の得意なことが自分のウリになるのです。
仕事となると、どんな人に仕事を頼むかといえば、その仕事が得意な人に頼みますよね。
敢えて苦手な仕事を頼もうという人はいません。

絵が下手な人にイラストをお願いする人はいませんよね。
絵が上手い人のところに、イラストの仕事がやってきます。

つまり、社会に出ると人の評価は減点法ではなくて、加点法になるのです。
加点法は満点なんてありません。点数は青天井です。
イメージとしては、どこまで点数を伸ばせるかでその人の実力が測られるわけです。

ですから、苦手克服よりも、得意技を磨くほうが重要になるのです。
その人の得意技がその人を救うということになります。

学校では教えてくれない

私たちは、子どものころから減点法に慣れすぎていて、その問題点に気が付いていないのです。
ですから、どうしても自分の足りないところが気になるのです。

社会に出たら、減点を少なくすることにエネルギーを注ぐのではなく、得点を重ねることにエネルギーを注ぐことを意識しなければいけないのです。
その意識の切り替えをやらなければいけない訳です。

でも、学校ではそんなことを教えてくれませんよね。
なぜなら、学校の先生の多くは、社会に出たことがないからです。
どうしても、子どもの欠点が気になるのです。
減点が気になるのです。
その子を伸ばすには、欠点を少なくしてあげるほうが良いと、無意識のうちに思ってしまうのです。

自分の得意技に気が付く

このように、子どものころから自分の欠点ばかりを気にしてきた私たちは、自分の得意技を意識したことがありません。

自分の得意技を意識するのは、実は難しいのです。
なぜなら、自分が得意なことというのは、自分は大して苦労することなくその能力を身につけてしまっているので、それがすごい事なんだということがわからないのです。
それが出来るのは当たり前で、他の人もこれくらいのことは出来るだろう、と考えてしまうのです。
ですから、自分の得意技を意識するということは難しいのです。

得意技に気が付くには、自分を客観的に観察してみる必要があります。
周りの人に褒められたことは無いか。
小さいころから好きだったことは無いか。
特に頑張ったつもりはないのに、いつの間にか出来るようになっていたことは無いか。
時間を忘れて没頭できることは無いか。
そういうことを考えてみる必要があります。

もし、自分で考えてもわからないときは、周りの人に聞いて見るのもよいでしょう。
あなたのことを良く知っている人に、思い切って聞いてみてください。

得意技があなたを救う

多くの人は、自分の欠点を気にしています。
それを何とか克服しようとしています。

でも、世の中で重宝されるのは、欠点のない人ではありません。
得意技を持っている人が重宝されるのです。
ということは、得意技があなたを救うのです。

苦手なこと、欠けているところ、手に入っていないものに意識を持っていくのではなくて、すでに出来ること、すでに手の中にあるもの、そこを意識することが大切なのです。

手の中にあるものを意識する

すでにあなたの手の中にあるものは何ですか。
一度手にしたものは、忘れ去られることが多いです。
もしかしたら、その中にきらりと輝く強力な武器があるかもしれません。
きらりと輝く幸せがあるかもしれません。

持っていないもののことを考えている暇があるなら、すでに持っているものを意識してみてください。

自分の持ち駒を使って、幸せを掴むことを考えてみてください。

減点法に慣れ親しんでしまった思考を、加点法に変えてください。
加点法で自分を評価してください。

そうすることで、見えてくる景色が変わってきます。
未来が変わって見えてきますよ。